名前 名前 作品 備考
海豹 ペアール 氷雪の女王 【一つきりの、海豹(ペアール)の皮の天幕をはって、】
アヒル ハル クリスタルの陰謀 「アヒル(ハル)、水豚、黒羊、ウマが、それに混じって鳴きながら逃げてゆく。」
グドウー 魔王の国の戦士 【黄色いクチバシと水かきをしたアヒル(グドウー)をさかさにつるして】「もつとアヒル(グドウー)のたまご入りそばと、」
チーチー 運命のマルガ 「あのガルム野郎、チーチー虫みたいにひねりつぶしてやりてえところだ。」
嵐のルノリア 「カリナエはチーチー一匹はいでるすきまもないよう包囲されている。」
地上最大の魔道師 「エルハンの前のチーチーにもあたらぬということを、」
大導師アグリッパ (まるで自分が小さな羽虫チーチーになって、)「チーチーにひとの心をはかり知ることができぬように…」
大導師アグリッパ 「まるで自分が羽根もないチーチーになったような気がしますよ。」
魔の聖域 (巨大な蟻(チーチー)だが、隊列をくんでおそいかかり、)
ルアーの角笛 「この、炎に飛び込むチーチーめ!」
魔界の刻印 「──自ら炎にとびこむチーチーだと、誰もがいいますよ」
蜃気楼の彼方 【まるきり虫(チーチー)がとまったほどにも感じぬようすだった。】
ルードの恩讐 「なまはんかにぶっ叩いたくらいじゃ、チーチーにくわれたほども感じねえだろうがな。」
ヴァラキアの少年 【ここからはまるでアリ(チーチー)のようにみえる人びと、】
ホータン最期の戦い 「黒いチーチー虫にたかられた象みたいにたおされてゆくのを。」
イタチ プーリー ルードの恩讐 「ひどいときにはイタチ(プーリー)だの山犬だのの肉のときもあったがね。」
バウ ヤーンの翼 【猫(ミャオ)と犬(バウ)とが気があわぬように、】
アウラの選択 【──犬(バウ)の頭を持つ兵士と、】
夢魔の王子 【中原で≪犬≫(バウ)として知られているオオカミの子孫によく似た四つ足の生物だ。】
氷雪の女王 【怒った二匹の犬(バウ)のようににらみあっていた。】
イノシシ イボー 流れゆく雲 「イノシシ(イボー)みたいに突き進んで、ただ戦って」
消えた女官 「すっかりもう、ただのイノシシ(イボー)のようになってしまいました」
イモリ ヘレヘレ フェラーラの魔女 「元気のいいトカゲ(クルーラ)とイモリ(ヘレヘレ)をつかまえて、」
うさぎ ピュアー ヤーンの翼 【しげみのあいだからは小さなりす(カリル)や野うさぎ(ピュアー)がそっとおびえた目をのぞかせ、すばやく走り抜けるトカゲ(フフルー)が崖を駆け上がり、】
パロへの長い道 【グインが森で狩をしてとってきたウサギ(ピュアー)で食事にしながら、】
ウツボ ヌラルク 宝島 「人食いのサメ(ガーヴ)だの、ウツボ(ヌラルク)だのはいねえはずだ。」
うなぎ ライク 復讐の女神 「名づけて”うなぎ(ライク)の陣”とでもいってみようか」
魔の聖域 「女人というものは、どうしてああ、うなぎ(ライク)のようにつかみにくくて、」
ウミネコ レンテイミヤオ 宝島 【上空では、カモメ(コッカ)やウミネコ(レンテイミヤオ)どもが騒ぎたてている。】
ガルル ノスフェラスの嵐 「セム行きません。狗頭山、悪い大きい狼(ガルル)たくさんいます」
大猿 エイブ 紅蓮の島 【豹、大猿(エイプ)、虎(ボアー)、そうしたものもどうやら住んではおらぬらしく、】
イライラ 初恋 【蚊(イライラ)の鳴くような声でレオはわびた。】
初恋 【クリスティア嬢が蚊(イライラ)の鳴くような声でいった。】
カエル ランダド 大導師アグリッパ 「われわれは狭い池の中の魚しか知らぬランダドだったのだろうかと思わざるを得ませんね。」
嵐の獅子たち 【それこそ、蛇ににらまれたカエル(ランダド)とでもいうしかない。】
快楽の都 【太った女のすがたともみえるカエル(ランダド)の石像であった。】
七人の魔道師 (黒蓮の葉にのったアマガエル(ランダド)を見て、怪異はいよいよつのり、)
ふりむかない男 「腹がカエル(ランダド)のようにふくれあがってしまっていたのだそうです」
かっこう うそつきどり ノスフェラスへの道 「あなたはまるで卵を産み捨てて勝手に違う鳥に育てさせるかっこう(うそつきどり)みたいに、」
かぶと虫 グーラグーラ 劫火 【「かぶと虫(グーラグーラ)」と渾名されているように、】
かもめ コッカ 宝島 【見つめていたカモメ(コッカ)にむかって投げつけた。】
カラス ガーガー クリスタルの反乱 【白鷺の群れに一羽立ちまじった黒いカラス(ガーガー)──】
復讐の女神 【不吉な烏(ガーガー)のようにまっ黒い魔道士が二人、】
ヤーンの日 「その黒い不景気なガーガー鳥みてえなじじいどもが、」
モンゴールの復活 【生あるものといっては、赤く光る目のトカゲや草ヘビ、またガーガー鳥、夜なき鳥、バルト鳥などの鳥などしかいないようにみえるその森も、】
カレーヌの邂逅 【灰色の尖塔の先には、一羽の巨大なガーガーが止まっていて、】
ユラニアの少年 【彼らは死肉にたかるガーガーに似ていた。】
黒太子の秘密 【日頃珍しい、ガーガーの曲芸だの、猿の芝居ごと、犬の車ひき競争など、】
パロの苦悶 【妙にけわしい声で鳴き騒いでいるのはガーガーだろう。】
地上最大の魔道師 【まるで不吉な黒いガーガーのような魔道師のすがたが見られるのが、】
疑惑の月蝕 【不吉な黒いカラス(ガーガー)の群れのように遠くみえた】
疑惑の月蝕 「あの伝説の『子育て鳥とガーガーの卵』のようではありませんか」
嵐の獅子たち 【遠くからでもそれとわかる、ガーガーのような黒い連中だ。】
劫火 「それこそガーガーみてえに真っ黒い男が」
劫火 (カラス(ガーガー)が……)【ガーガーは俗説に≪屍食い鳥≫と呼ばれている──】
蜃気楼の彼方 「お前がおしゃべりのいやなガーガーだってことはもうよく知ってるぜ。」
運命の糸車 「きさまか。お喋りのガーガー野郎」
夢魔の王子 【不吉なガーガーのようなすがたを見せる。】
恐怖の霧 【下から見上げたらガーガーの大軍のように見える奇妙なものが飛んで、】
魔宮の攻防 【また空から不吉なガーガーのように、黒いすがたが舞い降りてきた。】
蜃気楼の旅人 【恐ろしく巨大な一羽のカラス(ガーガー)が出現したのだ。】
ヤーンの朝 【フードをふかぶかとひきさげた不吉なガーガーのような姿は、】【三人の魔道師が黒い巨大なガーガーそのままに】
氷雪の女王 「やるってのか、このカラス(ガーガー)のひよっ子め」「カササギでわるけりゃカラス(ガーガー)だ。」
幽霊島の戦士 【一羽のかなり巨大な大鴉(ガーガー)がふわりと飛び立った。】
フェラーラの魔女 【すでにあの巨大なカラス(ガーガー)の姿はみえず、】
蜃気楼の少女 「ガーガーは地獄の神様のお使いだからね。」「ガーガーはドールのお使いだというよ」
宝島 「みんな、ガーガーみたいに真っ黒けだぜ! おい!」
宝島 【巨大な猫(ミャオ)やコッカやガーガーがえさをあさっていたり、】
消えた女官 「何を、そんな、≪ガーガーが石つぶてにあたった≫みたいな顔をしているんだ」
消えた女官 「≪ガーガーの群れに火を投げ込んだ≫ような騒ぎになっておりますが……」
草ウサギ トーリス 豹頭の仮面 「その百の耳がひとつづつトーリスのように長くたってかまやしないわ」
豹頭の仮面 【少年は草ウサギ(トーリス)を思わせるかわいらしい目を丸くしながら、】
草ひばり ルールー ドールの子 「歌さえ歌っていれば幸せな草ひばり(ルールー)のような人よ。」
クジャク イーラル 快楽の都 【巨大な、クジャク(イーラル)の羽根のように背もたれがひろがっている】
マグノリアの海賊 【クジャク(イーラル)の精らしい仮装をしていた。】
初恋 【めかしこんで、まるでクジャク(イーラル)の群れみたいであったが、】
くじら ガトゥー 紅の密使 【悠然と、巨大なくじら(ガトウー)が波をわけてゆくように出ていった。】
闇の司祭 【それとも尾で立ったくじら(ガトウー)としかみえなかった。】
サイロンの豹頭将軍 【自分のへやのベッドにあの鯨(ガトウー)のような巨体をよこたえて、】
ユラニアの少年 【人間クジラ(ガトゥー)のルビニアを見て驚かずにいられる、というのは、】
紅玉宮の惨劇 【第三公女の人間クジラ(ガトゥー)のルビニアと】
魔界の刻印 「…まるで、巨大な鯨(ガトウー)が小魚をひと飲みにするような仕事ですね。」
恐怖の霧 【ことわざにいう、『メダカ(ヨーム)とクジラ(ガトゥー)』──あんまり違いすぎて一緒になれない】
氷雪の女王 「海の底から、くじら(ガトゥー)が波をわけて出てきたってのか!」
ヴァラキアの少年 【玉すだれをかきわけて、ぬうとクジラ(ガトウー)が姿をあらわした。】【見かけは、女より、ガトゥー(くじら)の方に近かった。】
夢魔の四つの扉 【巨大な魚とも鯨(ガトウー)ともつかぬもの、】
宝島 「これが暗礁じゃあなくて、どでかいくじら(ガトゥー)だったり……」
初恋 「ミイラとりがミイラになる(ガトウーを助けて水に溺れる)というものでな。」
バルト ラゴンの虜囚 「しかたないのでガンダルは熊(バルト)やヘビをあいてにそのわざを見せている始末だからな。」
バル クリスタルの陰謀 「ねえ──何かって、何なの? 熊(バル)?」
トーラスの戦い 【火をつけられて冬眠から叩きおこされた熊(バル)のようにとびあがっていた。】
鷹とイリス 「それにこれから、熊(バル)の玉乗りがあるといっていた。」
豹頭王の行方 「北国の熊(バル)に南国の極彩色の鳥たちのように踊れと」
ボルボロスの追跡 「『ケイロニアの戦うタルーアンの熊(バル)』などといわれている──」
氷雪の女王 「一人は熊(バル)よ」「おお、熊(バル)でもいいわ。」
くらげ フラフラ 嵐の獅子たち 「骨をぶち折って、くらげ(フラフラ)みたいにしか動けねえように」
黒ひきがえる ゲルパー 火の山 (石をぶつけられ、醜い黒ひきがえる(ゲルパー)と罵られ、)
毛虫 カピラ サイロンの悪霊 「なにゆえに、このバルドゥールを毛虫(カピラ)のように毛嫌いなさるので?」
こうもり グードル 紅蓮の島 【ひとつひとつが、あれは梢のこうもり(グードル)、あれは木々の、不安にささやきあう声と、】
アルタード ドールの時代 【こうもり(アルタード)のように人々のあいだを通ってゆくと、】
コヒツジ フラム 宝島 「そっちのコヒツジ(フラム)どもはそちらのはしけに乗せろ。」
ゴリラ
バウルー 闇の中の怨霊 【なみはずれて長い腕をもつゴリラ(バウルー)みたいな男で、】
ガルムの標的 【まんなかに、大柄なゴリラ(バウルー)みたいな男が座ってえらそうに】【いかにもゴリラ(バウルー)じみて腕が太く長い。】
覇王の道 「あなたみたいなゴリラ(バウルー)をお近づけするのはイヤだったんです。」
豹頭将軍の帰還 「ゴリラ(バウルー)みたいなラゴンなんて蛮族どもにしてやられて」
ガウ アルカンド恋唄 「野蛮人、力だけを信じるゴリラ(ガウ)。」
サメ ガルン トーラスの戦い 「じきにレントの海のサメ(ガルン)どもがかたをつけてくれるさ」
ガーヴ 宝島 「人食いのサメ(ガーヴ)だの、ウツボ(ヌラルク)だのはいねえはずだ。」
サル キクイ 宝島 【サル(キクイ)が梢の奥からけげんそうにさかさにぶらさがってこちらを見ていたり、】
シカ パル アムネリアの罠 【男にしては大き過ぎる、睫毛の長過ぎる、シカ(パル)かハト(ポーポー)のような目である。】
消えた女官 「森の主ならかれらは大きなオオカミだというだろうよ。さもなければ神聖な白いシカ(パル)だと!」
獅子 シムラー パロへの長い道 【それは南国の不思議な肉食獣であるときく獅子(シムラー)のようにあやしく見えた。】
快楽の都 【咆哮している、獅子(シムラー)ともキメイラともつかぬ奇妙な動物が】
しまりす チュー パロへの長い道 「オオカミに見つけられそうで隠れているしまりす(チュー)のように静かに」
エルハン 闇の司祭 【そのとなりで、人間象(エルハン)のようなルビニアは、】
愛の嵐 「十分の一モルタルスにもならぬ小虫ザドだって、あつまれば十タールのエルハンだって倒すといいますわ。」
虹の道 「アリスちゃんと並んでいるとまるで自分がエルハンのようにそそりたっていると思う」
カレーヌの邂逅 【巨大な頭部と象(エルハン)のようにずんぐりとした巨大な背中から胴体──】
緋の陥穽 (トルクはトルクの穴を掘り、エルハンはエルハンの穴を掘る、とはよく云ったものだ!)
ガルムの標的 「ちくんと刺しただけでも象(エルハン)をだって昏倒させることだってできるんだから。」
地上最大の魔道師 「エルハンの前のチーチーにもあたらぬということを、」
魔の聖域 【南方に住むときくエルハンの頭をもった、肥満した貴族たちや、】
魔界の刻印 「みんな豚(ゴロン)だのトルクだの象(エルハン)だののなさけないかぎりの本性を」
アウラの選択 「あさましい豚(ゴロン)や象(エルハン)やトルクの頭をもつ人間であることが、」
復活の朝 【南方のきわめて珍しい巨獣、長い鼻と巨大な耳を持つエルハンの頭部を】
ルードの恩讐 【柄に小さなエルハンの彫刻をほどこした、やや異国風な短剣を受け取り、】
豹頭王の挑戦 【鼻の長い耳の大きい、エルハンの頭と人間のからだをもつキタイの神ガネーシャに扮していたし、】
快楽の都 「エルハンが乗れるやつだってあるさ。」
マグノリアの海賊 「首だってエルハンの足みたいでなんかありはしない。」
タコ イーヴァ 黒太子の秘密 「南の海のタコ(イーヴァ)のような怪物だった。」
タコ イーヴァ 黒太子の秘密 「クラーケンにしたところで、南の海のイーヴァ魚に似ているといわれますが、」
タコ イーヴァ 永遠への飛翔 【沿海州では「海の魔物が生んだ子」と呼ばれている巨大なミズダコ(イーヴァ)にそっくり】
タコ イーヴァ ヤーンの朝 「そんな、タコ(イーヴァ)の輪切りみたいになっちゃったら……」
淡水蛇 クネール 快楽の都 「こいつはねえ、淡水蛇(クネール)の卵をねりこんであるので、とてつもなく精力がつくといって、」
トカゲ フフルー ヤーンの翼 【しげみのあいだからは小さなりす(カリル)や野うさぎ(ピュアー)がそっとおびえた目をのぞかせ、すばやく走り抜けるトカゲ(フフルー)が崖を駆け上がり、】
トカゲ クルーラ フェラーラの魔女 「元気のいいトカゲ(クルーラ)とイモリ(ヘレヘレ)をつかまえて、」
トド ドーピー ヴァラキアの少年 (ヨピスのいってたトド(ドーピー)婆あだな。一目でわからあ)
ボアー 紅蓮の島 【豹、大猿(エイブ)、虎(ボアー)、そうしたものもどうやら住んではおらぬらしく、】
なまこ 海モグラ 復活の朝 「まるでナマコ(海モグラ)にでもされたような気がしたぞ。」
ナメクジ ニュール 試練のルノリア 「蛇だのサソリだのナメクジ(ニュール)だの人間どもにいみきらわれる連中のにおいで」
ミャオ 死の婚礼 (何のねうちもない、うるさい猫(ミャオ)のようなものとさげすみ、)
草原の風雲児 「あれで怒るとカラヴィアの森の野生のネコのようにこわい」
サイロンの悪霊 「餌だと思ってかみついたのが、猫(ミャオ)の尻尾だったことに気がついたトルク──ってとこだ。」
モンゴールの復活 【タリアに嫁いだ彼の娘の飼っている猫(ミャオ)が、】
カレーヌの邂逅 【どこからともなくあらわれた猫(ミャオ)がマリウスの足のあいだから】
緋の陥穽 【それこそミャオの子供ほどもある巨大なトルクであった。】
ガルムの標的 「なんか、ネコ(ミャオ)かなにかが鳴いているような声がきこえてきますね」
地上最大の魔道師 「追い詰められたトルクがかえってミャオにとびかかってゆくような、」
地上最大の魔道師 (猫(ミャオ)がトルクをいたぶり、くわえようとしては口をはなし、)
試練のルノリア 「傷ついたトルクが頼らばミャオもこれを守るとのヤヌスの寛大の教えのみに拠るもの…」
大導師アグリッパ 「檻で飼われるトルクには、頭の上のミャオがみえない、っていうやつですね」
ヤーンの翼 【猫(ミャオ)と犬(バウ)とが気があわぬように、】
ヤーンの翼 【ネズミ(トルク)を追っていて、目の前に蝶々が出てくればたちまちそれを追いかけていってネズミ(トルク)のことは忘れてしまう猫(ミャオ)みたいにふるまっている、】
魔界の刻印 「猫(ミャオ)がネズミ(トルク)をもてあそぶように、」
運命の糸車 「な……何か、猫(ミャオ)でも……啼いているのかしら……」
豹頭王の試練 【まるで猫(ミャオ)の目のようにころころとかわるのだな】
氷雪の女王 【猫にまたたび(ミャオにアンロージア)をやったときそっくりの】
白魔の谷 【ローキはネコ(ミャオ)の子でも扱うようにかるがるとひっつかんだ。】
魔王の国の戦士 【たくさんうろついている猫(ミャオ)どもの一匹が】
宝島 【巨大な猫(ミャオ)やコッカやガーガーがえさをあさっていたり、】
宝島 「そのすきをみはからって、≪とんびに油揚げ(ミャオがトルクに肉をとられる)≫」
ネズミ トルク 豹頭の仮面 「何だろう」「穴ネズミ(トルク)だろう」
荒野の戦士 【沈みかけた船からの脱出どきをなぜかネズミ(トルク)が知るように、】
クリスタルの陰謀 【バルト鳥より大きい肉食のターク鳥がそのくちばしに小さい穴ネズミ(トルク)をくわえて飛び立ち、】
死の婚礼 「トルクにかじられ、バルト鳥を逃がすってのはこのことだよ。」
草原の風雲児 「どんどん、沈む船から逃げるトルクのように、逃げていってしまうだろう」
紅の密使 【酔っ払いや娼婦は、火をきらうトルクのようにすっと消えうせ、】
クリスタルの反乱 (まるでひげを切られたトルクではないか)
復讐の女神 【小男はねずみ(トルク)のように俊敏に身をひるがえして路地にとびこんだ。】
トーラスの戦い 「汚らわしい、利のみでうごくトルクめ。ゆるさぬ。」
トーラスの戦い 【沈みかけた船からはトルクが群れをなして逃げ出し、死の迫った病人からはノミ(ピム)がはなれていくという。】
サリアの娘 「どうせどいつもこいつも同じ巣穴のトルク、」
白虹 「それまでは、穴にこもるネズミ(トルク)になっているしかあるまい」
ユラニアの少年 (俺はこのおいぼれ虎のゆるんだのど首にくらいついたちっぽけなネズミ(トルク)なんだ。)
美しき虜囚 【ナリスはトルクでも鳴いたとでもいうかのように、顔の筋ひとつ動かそうとはしなかった。】
緋の陥穽 (トルクはトルクの穴を掘り、エルハンはエルハンの穴を掘る、とはよく云ったものだ!)
緋の陥穽 【ときたまおそろしく巨大なトルクが目をあかあかと赤く光らせて、】
闇の微笑 「トルクが自分から飛出してくるようにするだろうとさえ、」
ゴーラの一番長い日 【近づく嵐のにおいをかぎつけて、沈没船からトルクが逃げ出すように、】
野望の序曲 (まるで壁の穴のトルクのように金勘定ばかりしおって──)
野望の序曲 【ここまでトルクわなをしかけてトルクをおびきよせるようなつもりで、】
ヤーンの星の下に 【古い中原のことわざにいうとおり、「心配していたオオカミより、思いもよらぬトルクのほうがいつでも怖い」のである。】
パロの苦悶 「溺れかけた船から逃げ出すトルクのように、」
地上最大の魔道師 「どこかの隅にもぐりこんでトルクでもくらってろ」
地上最大の魔道師 「追い詰められたトルクがかえってミャオにとびかかってゆくような、」
地上最大の魔道師 (猫(ミャオ)がトルクをいたぶり、くわえようとしては口をはなし、)
試練のルノリア 「傷ついたトルクが頼らばミャオもこれを守るとのヤヌスの寛大の教えのみに拠るもの…」
大導師アグリッパ 「檻で飼われるトルクには、頭の上のミャオがみえない、っていうやつですね」
大導師アグリッパ 「おろかなトルクになったような気持ちです。」
ルノリアの奇跡 【突然、黒いちいさなトルクが出現した。】
ヤーンの翼 【ネズミ(トルク)を追っていて、目の前に蝶々が出てくればたちまちそれを追いかけていってネズミ(トルク)のことは忘れてしまう猫(ミャオ)みたいにふるまっている、】
ヤーンの翼 「トルクみたいにうろうろ、ちょろちょろ逃げ隠れて、」
ヤーンの翼 【路地のネズミ(トルク)のように貧相な、黒いマントの魔道師であった。】
魔界の刻印 「猫(ミャオ)がネズミ(トルク)をもてあそぶように、」
アウラの選択 「あのいやらしいトルクどもの目にさらされていたんです。」
アウラの選択 【トルクといえばトルクにも見えるが】
アウラの選択 「あさましい豚(ゴロン)や象(エルハン)やトルクの頭をもつ人間であることが、」
アウラの選択 「それこそ袋のネズミ(穴にもぐったトルク)だわ!」
劫火 【もはや、雲泥の差、「ルアーとトルク」ほどにも違ってしまっている。】
ヤーンの時の時 「お前は外で待ってろ。ちびのトルクめ」
星の葬送 「年老いたガルムは三匹の若いトルクにしてやられると申しますけれど、」
恐怖の霧 【ことわざにいう≪トルクの罠にかかった猟師≫ででもあるかのような気の毒なようすであった。】
ドールの子 「掃き溜めに鶴(トルクの穴に銀色トルク)みたいな美少年だと思いもしたが、」
風の騎士 (ただのネズミ(トルク)ではないのは確かだが…)
風の騎士 【俺は牢の奥を走るトルクをとらえて、生のままひきさいて】 
パロへの長い道 【トルクにしては小さすぎる奇妙なかたちのものたちが、】
七人の魔道師 【それは塔にすむ穴ネズミ(トルク)であるだろう。】
七人の魔道師 【トカゲのからだつきと、トルクの毛皮とをあわせもってでもいるようだ。】
幽霊船 「トルクのような、けちな悪党になるのが関の山だぞ。」
幽霊船 「こんなうす汚れたトルクの穴など欲しくもないわ」
氷雪の女王 「熊のうしろを威張って歩くトルクとはこのこったよ。」
氷雪の女王 「トルクにだってはずかしいと思う心はあるというからな。」
氷雪の女王 【トルクのしっぽのように裸であり、】
幽霊島の戦士 【ねずみ(トルク)や蜘蛛、蛇のたぐいでさえいまでは完全に死にたえ】
幽霊島の戦士 「沈んでゆく船から逃げ出す聡明なトルクたちのようにね!」
幽霊島の戦士 【内臓のすべてをトルクに食われてしまってその空洞のなかにトルクが巣くっている】
魔王の国の戦士 「──まるでどぶから出てきたトルクだな。」
夢魔の四つの扉 「人間とハエとが、人間とトルクとが勝負にならぬように、」
蜃気楼の少女 「多数のトルクどもが飛び込んで、みな死にました。川の水がトルクの死骸で一杯だといって、」
宝島 【それこそ「田舎のねずみ(トルク)と町のねずみ(トルク)」の寓話の、】
宝島 「そのすきをみはからって、≪とんびに油揚げ(ミャオがトルクに肉をとられる)≫」
ふりむかない男 「こそこそとトルクが出てきて、ごそごそうごめきはじめるだろう、」「ネズミ(トルク)がかかったか?」
ノミ ピム トーラスの戦い 【沈みかけた船からはトルクが群れをなして逃げ出し、死の迫った病人からはノミ(ピム)がはなれていくという。】
灰色猿 グレイ・エイプ) 豹頭の仮面 ガブールの大猿 巨大で物騒な大猿 素手のグインと戦った
灰色猿 グレイ・エイプ) 辺境の王者 【その、ガブールの大灰色猿(グレイ・エイプ)もかくやという臂力を秘めた鉄の両腕が、】
灰色猿 グレイ・エイプ) 望郷の聖双生児 「大灰色猿(グレイ・エイプ)のガウスが船長をしてた船だな。そいつあ、懐かしいな」
灰色猿 グレイ・エイプ) 野望の序曲 【片耳のほうは、それこそガブールの灰色猿さながらの、】
灰色猿 グレイ・エイプ) 風の挽歌 「ガブールの灰色猿と戦わされていたときにも、俺に剣を投げてくれて、」
ハイエナ コーイー ノスフェラスの嵐 【それに腐肉あさりのハイエナ(コーイー)のように、狼たちがむらがる。】
ハイエナ コーイー アウラの選択 「宮廷のやつらはまるでハイエナ(コーイー)のように、ぼくのアラを探しまくって」
ハイエナ コーイー 嵐の獅子たち 「野盗はそっちだろう、草原のハイエナ(コーイー)太子どの」
ハエ ブンブン ヤーンの星の下に 【そんなマルコの視線などハエ(ブンブン)がとまったほどにも気にとめてなく】
ハエ ブンブン 時の潮 【マルコの視線など、ハエ(ブンブン)がとまったほどにも】
ハエ ブンブン 地上最大の魔道師 「ぶんぶんとぶハエ(ブンブン)みたいなものでしかありませんよ」
ハエ ブンブン 蜃気楼の彼方 「うるせえハエ(ブンブン)どもだな、あとからあとから、」
ハエ ブンブン ヤーンの時の時 (それこそ、五分の魂(ブンブンの意地)ってやつはあるんだ)
ハエ ブンブン 宝島 【ハエ(ブンブン)がたかったほどにも気にもとめぬようすで、】
ハト ポーポー アムネリアの罠 【男にしては大き過ぎる、睫毛の長過ぎる、シカ(パル)かハト(ポーポー)のような目である。】
白鳥 ヴィーヴィー 消えた女官 リリア湖の水鳥 冬になると北の方から渡ってくる、大きな白い、特徴的な鳴き声をもつ渡り鳥
ククー アルゴスの黒太子 【双児の兄妹は、愛らしい鳩(ククー)のきょうだいに仮装してあらわれた。】
死の婚礼 【サリアのしるしである鳩(ククー)を銀糸でぬいとった長いマントをかけると、】
ドールの子 【マリニアもハト(ククー)のように可愛らしい声をあげてくすくすと笑い出した。】
氷雪の女王 「目を怯えたハト(ククー)みたいにまん丸くしてきいたじゃないか。」
宝島 「ならせば伝書鳩(ククー)みたいに手紙をはこんでくれたりするっていうけどよ」
ヒツジ フラー 宝島 「さあ、遊んでこい、放牧されたヒツジ(フラー)どもめ。」
リアード 荒野の戦士 グイン 「皆があなたを豹(リアード)と呼んでおります。あなたはアルフェットゥのお子」
リアード フェラーラの魔女 【この世界の一部で≪リアード≫と通称されているしなやかな野獣の頭部である。】
ふくろう ボーム 豹頭王の試練 【グラチウスはフクロウ(ボーム)のようにそらとぼけた顔で答えた。】
フクロウ ブローニィ 初恋 【また、こんどは夜泣きフクロウ(プローニィ)が啼く。】
ゴロン 魔界の刻印 「みんな豚(ゴロン)だのトルクだの象(エルハン)だののなさけないかぎりの本性を」
ゴロン アウラの選択 「あさましい豚(ゴロン)や象(エルハン)やトルクの頭をもつ人間であることが、」
ゴロン 初恋 「ブタ(ゴロン)の丸焼きよ」
イーラー) 夢魔の王子 「蛇(イーラー)の頭をおさえるのさ」
ホタテ貝 カバルス 宝島 ≪ホタテ貝(カバルス)のジャック≫
水スマシ ミズバシリ 宝島 【まるで水スマシ(ミズバシリ)のように岩礁と小島の群れをよけて、】
ミミズ 土くらい 魔宮の攻防 【地面のなかから、巨大なミミズ(土くらい)のような、怪物が、】
熱砂の放浪者 【まるでミミズ(土くらい)の腹のように太い輪が入っていた。】
ヤーンの朝 【ひとつひとつが白い蛇かミミズ(土くらい)で出来ているかのようにざわめきながら】
七人の魔道師 「ドブネズミと土食らい(ミミズ)の帝王よ!」
宝島 【とてつもない大きさの大ミミズ(土くらい)がぬーっと首をもたげたりする。】
メダカ ヨーム 恐怖の霧 【ことわざにいう、『メダカ(ヨーム)とクジラ(ガトゥー)』──あんまり違いすぎて一緒になれない】
もぐら 目なしトルク 魔宮の攻防 【陽光の下にさらされたもぐら(目なしトルク)のように怯えていた。】
もぐら チチア 幽霊船 【土に穴をほって目だけ出しているもぐら(チチア)のように、】
山羊 ゴルト 草原の風雲児 「このおれを、いけにえの山羊(ゴルト)にしようとたくらみおったのだな。」
ラクダ ガーイー ノスフェラスの嵐 ラクダ 「ラクダです。セムは、ガーイーといいます」
ラクダ ガイーム 黒太子の秘密 「あの奇妙な馬のような動物──ラクダでもゆくことができなくなったので。」
ラクダ ガイーム 熱砂の放浪者 南のほうにいる動物 こぶが二つあり、こぶのあいだに腰掛け、車をひかせたりすることもできる
りす カリル ヤーンの翼 【しげみのあいだからは小さなりす(カリル)や野うさぎ(ピュアー)がそっとおびえた目をのぞかせ、すばやく走り抜けるトカゲ(フフルー)が崖を駆け上がり、】
ろば コーコ アウラの選択 「あなたがほんとに強情でろば(コーコ)みたいに頑固だっていうことは」
ワニ ガヴィー 快楽の都 タイスの地下水路で偶然発見された白いワニ 肉食の怪物
ワニ ガヴィー 快楽の都 「あの堀割には、実をいいますとね、巨大なワニ(ガヴィー)がたくさんいるのですよ。」