THE YOUNKERS IN YULANIA
| 第一話 ドールの炎の如く 第二話 リーロ 第三話 妄執 第四話 巨星墜つ |
グインが去ったことを知らされたイシュトヴァーンは激高し、大雨の中、アルセイス市中のケイロニア軍の陣にに単身で乗り込んでいく。そこでグインからの手紙を渡されたイシュトヴァーンはまたしても自分がおいて行かれたことに深く傷つく。アルセイス市中でアルセイス軍と剣を交えたイシュトヴァーンは部下に略奪を許し、アルセイスに襲いかかる。しかし、ユラニアはモンゴール軍の暴挙にも対応できず、許しを求めるばかりであった。それを見たアリストートスはユラニアを乗っ取る計略をたてる。
一方、大暴れしたイシュトヴァーンは再び雨の中に姿を書くし、そこでユラニアの少年リーロと出会う。ユラニア戦役で家族を失ったリーロはイシュトヴァーンに救われる。自分を頼るリーロにイシュトヴァーンは慰められる。
大火と大雨で混乱するアルセイスで、ユラニアの青髭オー・ランが死去する。その弔問の後の和平交渉緊急会議において、クム公子タルーとモンゴール軍師アリストートスはクム、モンゴール両国の賠償請求を取り下げ、クムの三公子とユラニアの三公女の婚礼を提案する。
表紙はアリストートス、アンダヌスと並ぶ××××な表紙です。帯の「妄執の炎がすべてを焼きつくす」はアルセイスの大火とかけているのでしょうね。
グインに見捨てられたイシュトヴァーンがユラニアの少年と出会って…という話です。リーロはミアイルと並ぶ不憫な少年でした。(2010年5月 5日)