THE GRASPER OF GOHRA
第一話 噂 第二話 甘い陥穽 第三話 簒奪者イシュトヴァーン 第四話 怪異 |
アルセイスはイシュトヴァーンの司政により活気を取り戻していた。そのアルセイスに予言者と称する謎の人物が現れ、「イシュトヴァーンをゴーラの玉座につけるのが故サウル皇帝の望みである」との噂をたてていた。予言者の背後関係が不明のため対処に迷うイシュトヴァーンの前に、カメロンがアムネリスを連れてあらわれる。アムネリスはイシュトヴァーンに懐妊を告げる、激しく動揺するイシュトヴァーンであったが自らの野心のためにはアムネリスの協力が不可欠であることを思い、アムネリスを懐柔する。予言者の告げた奇跡の起きる日、アルセイスの上空に巨大なサウル皇帝の顔が現れ、イシュトヴァーンをゴーラ帝国の後継者として指名するのだった。
表紙は当然イシュトヴァーン。帯も「イシュトヴァーンをゴーラ王に!」です。まあ当然ですね。
イシュトヴァーンがゴーラ王になることは当初からの決定事項だったわけですが、やはりここまでくると感慨深いものがあります。イシュトヴァーンのゴーラ王とグインのケイロニア王が実現してからがグイン・サーガの本格的な三国志のはじまりですね。(2010年6月13日)