THE SEVEN SORCERERS
| 第一話 サイロンの悪夢 第二話 ルールバの顔 第三話 七人の魔道師 第四話 黒魔殿の死闘 |
豹頭の戦士グインが中原にあらわれて十年。グインは大国ケイロニアの皇女シルヴィアを娶り、ケイロニア王として君臨していた。ケイロニアの民は豹頭王グインの元で平和と繁栄を謳歌していた。そのケイロニアの首都サイロンに突然黒死病が襲いかかる。その黒死病の謎を解くためにグインは単身サイロンのまじない小路に向かう。グインは、まじない小路で知り合った穴ネズミのアルスと踊り子のヴァルーサ、そして＜ドールに追われる男＞イェライシャとともに、のちに＜七人の魔道師の冒険＞と名付けられた冒険に立ち向かうのだった。
| 人名 | 備考 |
|---|---|
| シルヴィア | ケイロニアの皇女 【ケイロニアの支配者にして由緒正しき皇女シルウィアの夫たる新王は、】 |
| ドラックス | 【千竜将軍のドラックスや護民官のアウレリウスをはじめとするたくさんの高位高官が】 |
| アウレリウス | ケイロニア護民官【千竜将軍のドラックスや護民官のアウレリウスをはじめとするたくさんの高位高官が】 |
| アキレウス | 【ついに王妃にしてアキレウス大帝の皇女であるシルウィアが、サルデスの離宮へ出発していった。】 |
| ランゴバルド候 | ケイロニア選帝侯 嵐が丘に年番で詰めている三諸侯 |
| アトキア侯 | |
| フリルギア侯 | |
| アキレウス | ケイロニアの老皇帝 光が丘の星陵宮に退隠して自適の日々を送っている |
| アルス | 穴ネズミのアルス タリッドに住む客引き ねずみのような小男 |
| ティナ | アルスの女 黒死病にかかっている 「その女神のティナがいまいましい黒死病にやられて、」 |
| グイン | ケイロニアの豹頭王 十年前にケイロニアにあらわれた 皇女シルウィアを得てアキレウス大帝の女婿となりケイロニア王の玉座についた |
| ダルシウス | 【サイロンの黒竜将軍ダルシウスの傭兵としてケイロニアの正史に登場するまで、】 |
| ハゾス | ランゴバルド侯 グインの留守の黒曜宮をあずかる グインの股肱の臣 |
| イェライシャ | ドールを裏切った魔道士 「イェライシャという男に占いを乞い、よい結果を得たことがある。」 |
| ドゥエラ | アラクネーの踊り子 「ドゥエラはやられたんだわ」 |
| アラクネー | タリッドに住む蜘蛛使い よくあたる糸占い師 「あれは──アラクネーの首よ！」 |
| タミヤ | タリッドに住む魔女 ランダーギアの黒人女 ラン＝テゴスの配下 |
| ヴァルーサ | アラクネーの踊り子 アラクネーの蜘蛛から逃げてきたところをグインに助けられた |
| カリバン | イェライシャの使い魔 「カリバンよそのへんにいるならわしにモーア産のエールをひとつぼ、もってきてくれ」 |
| ヤンダル・ゾッグ | サイロンをおそった災厄のみなもと 「ヤンダル・ゾッグとは、いったい何ものだ！」 |
| マローン | 若いアトキア侯 サイロンの怪異をグインに報告した 「ハゾス！ マローン！ おちついて話せ、」 |
| アトキア侯 | 【ランゴバルド侯とアトキア侯は顔を見あわせた。】 |
| ランゴバルド候 | 豹頭王の右腕といわれる、俊秀かつ勇敢な、明敏な貴族 |
| イシュトヴァーン | 「サイロンがどうしたのだ。イシュトヴァーンの奇襲か！」 |
| アサス | ケイロニアの護民官 護民兵三百をひきいてサイロンへむかった |
| ゼノン | 【竜騎兵をひきいる千竜将軍ゼノン、衛兵長官にして千犬将軍であるケルロンをはじめとする、】 |
| ケルロン | |
| ポーラン | グインの側近 【側近のポーラン伯爵、護民長官たるグロス伯爵。そして──」 |
| グロス | ケイロニアの護民長官 【側近のポーラン伯爵、護民長官たるグロス伯爵。そして──」 |
| ラン | グインの気に入りの小姓 【誰かがかけこんできた。気に入りの小姓のランである。】 |
| ロパス | ケイロニア第四護民官 子爵 サイロンの怪異に風の門を守る護民官 |
| ルールバ | キタイの占い師 グラチウスの弟子 石の目のルールバ キタイの堕落貴族 |
| エイラハ | 矮人 「エイラハだな。うす汚い台所ネズミ、ブダガヤの安呪術師！」 |
| グラチウス | 「≪闇の司祭≫グラチウスを失望された無能ななめくじめ！」 |
| イグ＝ソッグ | 大魔道師アグリッパによって生み出された合成生物 合成獣人 下半身はヤギで 上半身はゴリラ、手は猛禽で顔は一本角と一つ目のウシ |
| アグリッパ | 「大魔道師アグリッパの実験室のフラスコの中から生まれ出てきた、いやしい合成生物なのさ。」 |
| ヨブ＝ハゴス | 「ヨブ＝ハゴスでさえ恐れをなすほどのおそるべき死によって」 |
| インキュバス | 「インキュバスの抱擁でさえ物足りず、ラン＝テゴスの愛撫でさえも」 |
| ラン＝テゴス | 「インキュバスの抱擁でさえ物足りず、ラン＝テゴスの愛撫でさえも」 |
| 犬頭蛇 | タミヤの使い魔 毛の生えた蛇の体に山犬の頭を持つ |
| アルガンガス | 犬頭蛇 「アルガンガスよ、地獄の犬ガルムと闇の妖蛇クロウラーの不浄の子よ、」 |
| ババヤガ | 長舌のパパヤガ 魔道師 巨大な奇怪な岩を刻んでつくったような顔の、土のうのような怪人 |
| グラチウス | 「≪闇の司祭≫たるグラチウス、永劫の時を生きる大魔道師アグリッパ、さらには≪見者≫ロカンドラス、」 |
| アグリッパ | |
| ロカンドラス | |
| ロカンドラス | 「俺はかつて賢者ロカンドラスをその山の住居にたずね、星を見た。 ≪闇の司祭≫グラチウスその人とさえも、じっさいにめぐりあったことがあるのだ──」 |
| グラチウス | |
| アルカンドロス | 「強い、アルカンドロスの剣のようにたくましい、豹頭のグイン！」 |
| イムホテップ | 【数千年もの宇宙的規模のねむりから、いまようやくめざめた王イムホテップででもあるかのように】 |
| アムルゴス | 犬頭蛇 タミヤの使い魔 「犬頭蛇よ──アムルゴスよ、ゴネリルよ！」 |
| ゴネリル | |
| ヤンダル・ゾッグ | 「ヤンダル・ゾッグ、キタイの王、邪悪なるドールに魂を売りわたした東方最大の魔道師よ」 |