外伝２巻　イリスの石

AMULET OF AERIS


第一話　ゾル−ディアへの道
第二話　死者の宮殿
第三話　闇の迷路
第四話　死者の怒り

あらすじ

　赤い街道で出会った豹頭の戦士グインと吟遊詩人マリウスは、死者の都ゾル−ディアに迷い込む。ゾル−ディア王アル＝ロートと死の娘タニアとの＜イリスの石＞をめぐる争いに巻き込まれたグインとマリウスは、同じく＜イリスの石＞を求めてゾル−ディアに潜入していた＜紅の傭兵＞イシュトヴァーンとともに、ゾル−ディアの秘密に挑んでいく。

登場人物

人名 備考
マリウス 吟遊詩人　行きだおれて死にかけているところをグインに救われた
ルシウス 【死の世界に入ってゆくルシウスをよびとめたという伝説のギブの呼び声のように、】
ギブ
グイン 豹頭の戦士　『アウラ』ということばを探して、たったひとりで赤い街道を旅している
オフィウス 伝説の『詩人の王』　天才詩人で黄泉の王をすら動かした　
リンダ 「云え。お前は、リンダの何だ」「リンダ──そ、そんな娘、知るもんか」
オフィウス 「詩人のオフィウスはゾルーディアの王にたのみこみ、
　死んだ恋人のアミアを求めてそのたて穴をおりていったきり」
アミア
アル＝ケートル 「伝説のミイラづくりの名人アル＝ケートルの手でミイラにされたので、」
タニア アル＝ケートルにミイラにされた美女　「でもアル＝ケートルの手でミイラになった美女タニアではないわ。」
タニア ゾルーディアの≪死の娘≫　目の大きい東方系の顔かたちの美女　グインとマリウスを出迎えた
アル・ロート ゾルーディアを治める王　でぶでぶと肥え太った図体の人物　グインとマリウスを冥府宮に迎えた
ミナ　 アル＝ロートの女奴隷　宴の第一等の踊り子の名誉をひきあてた
アル＝カイン 「ミイラ作りの名人、アル＝カインの手にゆだねられ、わずか一ザンにして応急の処置を」
イシュトヴァーン ゾルーディアの暗殺ギルド兼アル＝ロートの死刑執行人　グインの友人
レムス 「あの双子に似ていやしないか？　リンダとレムスのがきにさ？」
イリスの石 イリスが生みおとした兄ルアーの子　生でも死でもない、たそがれの生命
アエルス イシュトの手下の盗賊　「──え？どうしたんだ、アエルス？」
ルカス　　　　 イシュトの手下の盗賊　「いまルカスとドロステが破城槌をとりにいっているところだ」
ドロステ