FEMME FROST
| 第一話 ヴァルハラの魔女 第二話 北のモルフキン 第三話 三つの試練 第四話 氷雪の女王 |
豹頭の戦士グイン、吟遊詩人マリウス、傭兵イシュトヴァーンの三人は北の賢者ロカンドラスを求めて北方諸国を目指していた。女だけの村を越え、極北を目指す一行の前に『北のモルフキン』があらわれヨツンヘイムへの道をさししめす。グインたちはフルゴル、ガルム、クロウラーの三つの試練を越え、ついにヨツンヘイムに入る。そこで彼らが出会ったのは≪氷雪の女王≫クリームヒルドであった。
「三人の放浪者」の直前の冒険の物語。
| 人名 | 備考 |
|---|---|
| クリームヒルド | 氷雪の女王ありて氷雪の涯をおさめいたり その名をばクリームヒルドとして知られぬ── ≪氷雪の女王の歌≫より |
| 湖人 | ケイロニア北部の湖に水上の家をつくり棲み、魚取りをなりわいとする |
| 沼人 | ケイロニア北部の沼に住みアシを刈り、細工物を作る |
| マリウス | グインとともに北方を旅している吟遊詩人 夢見るようなきれいな目をした若者 |
| イシュトヴァーン | グインとともに北方を旅している傭兵 幾多の戦場をわたってきた、世なれた傭兵 |
| グイン | 豹頭の超戦士 北の賢者ロカンドラスをさがして北方を旅している |
| ヴィーリ | ヴァルキューリの村の女 「あれをみて、ヴィーリ！ 彼は何者なの？」 |
| フレイヤ | ヴァルキューリの村の女 「おお、フレイヤ！ あの筋肉をみた？」 |
| ネリック | 「ひええ！ こいつあネリックの迷いこんだという女護ヶ島だぜ」 |
| ソーラ | ヴァルキューリの村の女 「ソーラ……かわいい名前だねえ──」 |
| ヴェーラ | ヴァルキューリの村の女 「小さなヴェーラ──そう、ヴェーラだ。こっちへおいで」 |
| フリス | ヴァルキューリの村の女 「フリスの声よ」「あっちからよ」 |
| ニギディア | タルーアンの女戦士 イシュトにミズガルドの財宝の話をした |
| モルフキン | グインの前にあらわれた侏儒 「わしはな、『北のモルフキン』だよ。かじやスナフキンの一族だが。」 |
| スナフキン | ヨツンヘイムの小人族 神々の槌、グングニールの槍やミョルニルの槌をきたえた |
| フルゴル | ヨツンヘイムの入口のまわりに垂れこめている生命ある霧 ヨツンヘイムの守護神 |
| ガルム | 三つの首をもつ地獄の犬 美しい声の歌が大好き ヨツンヘイムの守護神 |
| クロウラー | 大妖蛆 青白い肌の大ミミズ ヨツンヘイムの守護神 |
| 氷人 | ヨツンヘイムの住人 色が白くひよわで、ひどくやせている |
| スヴェン | 三百年以上前にヨツンヘイムにまぎれこんだタルーアンの男 グイン達の通訳をした |
| アリオン | パロの若い王子 クリームヒルドにルアーの目と呼ばれる至宝をもらいパロをたて直した |
| アイルフ | 黒小人 スナフキンに化けてグイン達をだまそうとした |
| クリームヒルド | ヨツンヘイムの女王 千年ものあいだ氷の中にとじこめられている氷の美女 |
| アイルフ | 黒小人の長 ミズガルドで黄金のひきづなやりんごをぬすんだ |
| ローキ | 黒小人を生み落とした黒い巨人 ヨツンヘイムに攻め込んできた |
| 黒小人 | ローキの切りおとした髪からうまれてきたといわれる 心の中まで真っ黒な小人 |
| ドーカス | 『百年目のドーカス』 沿海州の物語 小さな島にいる間に百年たっていた男 |