真夜中の天使

今西良 アイドル デビュー後三年ですでにトップ・スター
ジョニー 流行歌手 今西良 デビュー曲『裏切りのテーマ』が大賞を受けた
滝俊介 良のマネージャー かつて新人発掘の神様といわれていた
結城修二 作曲家 ヒットソング・メーカー 長身で口髭がよく似合う男
平井隆 良の新しい付人 ひょろりと背が高い人なつこい顔つきの長髪の青年
スタッフ ジョニーに黒を着るように指定した
北川のママ プロの歌手たちのデザイナーを一手にひきうけている女傑
正木きよし 歌手 「赤ちゃんからお婆ちゃんまで」式の健全路線
デューク尾崎 芸能界の最大勢力・尾崎プロの社長 滝の親友 もとジャズ・ベーシスト 
花村ミミ 滝俊介の発掘したポップス系のトップ・スター 都会的なクールな美しさを持つ女
中山ルナ 滝俊介の発掘したスター 喫茶店のウェートレスだった 滝に恋してしまった
桜木曜子 滝俊介の発掘したスター
赤木 尾崎プロの社員 滝の地盤をわけてもらった
村田 尾崎プロの社員 滝の地盤をわけてもらった
野々村 元『週刊トップス』の記者 フリーの記者
山下国夫 ジョニーのデビュー曲を書いた作曲家 中堅どころ
高見沢慶子 良とのスキャンダルが公然になった大女優 最後の独身大物女優 32歳
白井みゆき ≪歌うスター≫ ポップス界最大のスターのひとり 素晴らしい歌唱力 三十八歳
佐伯真一 良とのスキャンダルが公然になった映画スター
沢緋沙子 落ちぶれた歌手 滝が手がけ、見すてた 『夏の誘惑』を五十万枚売った女
キャル 良の不良仲間に呼ばれていた仇名
関まさみ ジャリタレ イヤな声 ルックスがいい モリプロの≪新ご三家≫
高柳昭 滝がジョニーの曲を書かせようとした作曲家
竜崎光彦 滝俊介が発掘した美少年歌手 少女のような美貌を誇っていた
香澄マリ 滝俊介が発掘したスター
喜多 マルス・レコードの販売部長 良を「打ちとけないコ」と言った
松浦亮 ジョニーのデビュー曲の作詞家
佐野 マルス・レコードのディレクター 良のデビュー曲をレコーディングした 気難しや
吉田 マルス・レコードのミクサー 良のデビュー曲をレコーディングした
杉森省一 売れっ子の作曲家 超一流ランク
竜村 滝の同僚 中山ルナのプロデュースを滝からゆずられた
三田 VVCテレビの歌番組のディレクター
明子 滝の昔の婚約者 結婚を二月後にひかえて滝の親友と駆落ちした
平井 「ヤングポップス」でベストテン順位の報告をやっているアナウンサー
星野 アート・ディレクター 良の大型ポスターを作った
牟礼光二 歌手 『バラの香り』を半年以上も歌っている
高木マヤ 結城自身が売りこんだ歌手
石黒 ミミのマネージャー
ミーコ 花村ミミの愛称
立花明 マカベプロの人気スター 去年の歌唱賞 美しい顔だちだが神経質そう
星光 マカベプロの新人 『ハニーにさよなら』でデビュー 
田口二郎 モリプロの≪新ご三家≫
モリプロのまだ若い社長 才腕でモリプロを最近急激にのばしている
北条裕樹 モリプロの≪新ご三家≫
堀純一 マカベプロの演歌のトップスター
檜山健二 女房持ちの俳優 花村ミミとつきあっていた
南雲 マカベプロの新人・星光の先生
水谷 良のファン・クラブ結成の音頭をとってくれた 社長夫人
水木 『芸能女性』の記者 檜山健二と花村ミミのことを書きたがっていた
竜新吾 ロック歌手 ブラッドのリード・ヴォーカル やくざっぽい長身の青年
児玉マリ マカベプロの新鋭、去年の新人賞候補
藤次郎 尾崎プロの新人 九州のチャリティ・コンサートツアーに行く予定
赤木 藤次郎のマネージャー 滝の子分
村田 滝の子分 山下に曲を書かせた
ブラッド ロックグループ 二年前に『ミッドナイト・ブギ』の爆発的ヒットで一躍人気者になった
吉本 マカベプロのマネージャー ブラッド担当
大木健一 ブラッドのドラム 26歳 竜新吾の次に人気がある
リエ ミミの付人 ミミをさがしている
松子 ミミのすぐとなりの部屋の女
美枝子 檜山健二の妻 賢い女でよく耐えてみっともないさわぎを起こさなかった
依田 南州興行 良が倒れたことでおそろしく腹を立てている
立川主水 立川組の組長 尾崎プロに資本を出している
関口 芸能界の黒幕と云われる「調停屋」 金がかかる
佐伯真一 二十五歳の二枚目スター 白井みゆきの燕
瞳ナナ マカベプロのトップクラス 結城が曲を書いている
石田のママ 白井みゆきの義理の姉 白井みゆき音楽事務所を切りまわしている女傑
田村 安土芸能興業の企画部 桜木曜子と良のショーの興行主となった
安土隆作 安土建設の会長 立志伝中の人物で完全なるワンマン 良のファン
川原 安土芸能の社長 お飾りみたいなもの
杉田 良のサブマネ
山岡 マルス・レコードの販売部
渡辺 良の付人 もとバンドボーイのしっかりした青年
松村清 良の付人 尾崎プロ関係のバンドボーイをやっていた精悍な感じの若者
美村由美 タレント ブラッドに襲われた
葉月次郎 タレント ブラッドに殴られて片目失明寸前になった
竹内 フリーのルポライター 滝が話をつけた
東田 アレンジャー 良の二曲目をアレンジした
三浦 振付 良の二曲目の振付けをした
山岡 マルス・レコードのスタッフ 滝とキャンペーンの打ち合わせをする
中村ひろし タレント 離婚騒動でしおたれてしまった
喜多ゆうこ タレント 牟礼光二と認知騒ぎを起こした
峰亮太郎 渡辺がついていたタレント
城戸洋典 日本最大の名監督 女嫌い 佐伯真一をデビューさせた
江島健 『ヤングアルバム』の司会をしている もとアイランダーズ
村瀬吾郎 タレント レコード会社の丸もうけとプロダクションの損な立場を憤慨した
大ちゃん 白井家の運転手
北島 クラブ「ミモザ」の客
金森裕 ブラッドのメンバー 27歳 婦女暴行容疑で書類送検された
木田道男 ブラッドのメンバー 25歳 婦女暴行容疑で書類送検された
佐久間茂 ブラッドのメンバー 23歳 婦女暴行容疑で書類送検された
真壁佐紀 マカベプロダクションの社長
大友菊治 暴力団大友組組長 ブラッドのメンバー・木田道男の伯父
千田麗子 新劇の女優 結城の連れ きれいな理知的な感じの女
溝口 結城が噂していた女優
結城大作 三島コンツェルンの結城重工業 結城の父
関口洪作 おもてむき作詞家 芸能界の黒幕 頼めばどんなことでもおさまる
堀純一 歌手 コンスタントだがこれといったヒットはとばしていない
上総潤一郎 ポップス大賞選考委員 有名作曲家
九谷 ポップス大賞選考委員
上村 ポップス大賞選考委員
松坂 ポップス大賞選考委員
中村流三 ポップス大賞選考委員 真壁佐紀の一家みたいなもの
田代正吾 ポップス大賞選考委員 真壁佐紀の一家みたいなもの
小野 ポップス大賞選考委員 『スターダム』誌の編集長 白井みゆきの崇拝者
長谷川正毅 田川派の大物政治家 次期蔵相の声もある 結城大作が金を出している
マーサ尾崎 デューク尾崎の妻 尾崎プロの副社長として渉外をつとめる 敏腕
尾崎真佐子 マーサ尾崎の本名 マーサのママと呼ばれる女傑
毛利雪子 ポップス大賞 特別賞
三輪臣吾 女装のシャンソン歌手 稀代の美貌を誇る 神代以来の美少年と騒がれた 結城と浮名を流した
吉川雄光 タレント
<ミシェル> 吉川雄光の息子
村田(村さん) 記者 ネタ屋 松田をジョニーのコンサートに連れてきた
松田光男 フリーライター 三木とぶつかってジャーナルをとび出した
大石勝 バン・マス 良のステージのバックをつとめた 白井みゆきと一時恋仲だった
ジョーカーズ 大石勝とジョーカーズ 日本のオーケストラで五指に入るフルバンド 名門
加賀正彦 良のステージのミュージカル・ディレクター 新進気鋭
三田 滝と仲のいい芸能記者
桐生 モリプロの社員 ジョニーのステージを見に来ていた
ノムさん 芸能記者 『芸能』から『ライト』の方へうつった
三木 ジャーナルの記者 松田とぶつかった
エミリー 山下が新曲を書いている歌手
ユミ マリーズのユミ 良をしつこく誘った
マリーズ 歌手 メンバーのユミが良をしつこく誘った
高村正 歌うスター 番組で共演したあと良を誘った しつこい男
玉水さよ子 美人DJ 良の情事の相手
立花レイ 良の後援会員でデザイナー 良の情事の相手
松崎三郎 無頼派作家 良の情事の相手
石森達雄 やくざスター 良の情事の相手
≪小河天皇≫ 作曲家 一流中の一流
ユリ 白井みゆきの家のお手伝い 良を好き
稲垣 ジョニーのスタッフ 打ちあげで三次会の後にこれから本格的に飲むといった
久夫 檜山健二の息子 ことし一年生
松本 滝が懇意にしている開業医
長谷 TVCの社員 「ヤングポップス」担当
鳴海 結城の仲間 イギリスまで行ってなんとか法にひっかかって帰された
草柳 京都の連中の中心 レコードの『自費出版』の話を進めている
中村滋 結城と組んでジョニーの曲を書いた作詞家 『明日なき恋』『甘い関係』『ラブ・シャッフル』
小林マミ子 歌手 結城修二と中村滋のコンビの『雪の別れ』で大賞を受賞した
瀬川美鈴 最後の女役者 結城修二の相手
東由紀夫 タレント 隆が良の前に付人をしていた 評判がわるい
ユキ 評判がわるい落ちめのタレント 東由紀夫
いそ 番組のアシスタントの若いコメディアン わる気はないがおっちょこちょい
吉さん TV局のミキサー 良の顔見知りの男 良にサインを頼んだ
フーさん 『レディス』の記者 ジョニーのコメントをとろうとした
江島紀夫 華麗なる女性遍歴告白で少女ファンがはなれてしまった
水木由香利 おとなの愛を歌って人気のある歌手 そろそろ年増の仲間入り 良を誘った
白崎裕 ヴィー・レコードの歌手 結城の橋渡しでアメリカでレコードを出す
浅野 原宿のジャズのライヴ・スポット『ロジェ』のマスター 
コバちゃん 原宿のジャズのライヴ・スポット『ロジェ』の客 まだ来ていない
ダンさん 原宿のジャズのライヴ・スポット『ロジェ』の客 まだ来ていない
倉橋英夫(クラさん) 倉橋英夫カルテット 日本のジャズ・シーンで五指に入るピアニスト
戸田亮平 前衛ヌードで勇名をはせたカメラマン
山口俊輔 いつも土曜に『ロジェ』に出るジャズマン 山口俊輔トリオ
安田 脚本家 千田麗子の舞台の脚本を書きおろしている
吉村 作曲家 なんとか音頭向き
佐久 作曲家 なんとか音頭向き
西田 作詞家 市会議員のなんとか音頭を作詞した
佐紀のママ ママ 結城がよろしくといった
オールスターズ 『ケンジントンパーク』で良と共演する
北野清治 『テイク・ファイブ』でクラリネットを演奏した
ザ・バンド 二年ぶりにアルバムを出してセンセーショナルになっている
レイ 千田麗子の呼び名
田辺守夫 結城にアルトサックスの吹き方をいつでも教えてくれる
吉村百合 美人女優 後光がさしている
桃恵 タレント きれいというのとはちがう
純子 タレント きれいというのとはちがう
水垣弥生子 美人女優 五十すぎ
道夫 結城を慕って集まってくる若者 ザ・イマジネーションのリーダー
正之 結城を慕って集まってくる若者
鳴海 結城を慕って集まってくる若者
清也 結城を慕って集まってくる若者
島岡 結城の都合で迷惑をかける
吉村 結城の都合で迷惑をかける
三田 作家 結城に良のことで忠告している
ザ・イマジネーション リーダーの道夫が結城に忠告している
朽木信一郎 有名な写真家 ジョニーの写真集「ジョニーの肖像」の写真家
林一夫 六十歳の俳優
内海清也 ロック・シンガー 三十八でまだロックンロールばかり
仙石 心理学者 世の中が幼児志向に向かっているといった
野々村 トップ屋 いつもなら三日とは待たせずに耳よりな話を掘り出してきてくれる
ジャック ちんぴらどもの頭かぶ 結城を襲うために滝が集めた地回り
サブ ちんぴら 結城を押さえつけた
光夫 ちんぴら 結城を押さえつけた
長谷川長治郎 俳優 三十、四十までも美少年、美声年、永遠の二枚目の幻影がさわりにならない
ジョーカーズ 良についてくれるグループ
内田 白井みゆきの別れた二番目の良人 ピアニスト
三田 RTVのディレクター くわせ者
水野女史 良の新曲発表パーティーの客 着物にワインをこぼした
沢村 若い作詞家 良の新曲発表で滝に紹介された
多田 パーティ客 良の新曲発表で滝に沢村を紹介した
矢代 良の新曲の間奏にテナーがフィーチュアされた
木口正章 ピアニスト 良が結城だって敗けていないといった