| 左門字主膳 | 無頼旗本 豪放な巨漢 |
| 深雪太夫 | 吉原の角屋のお職 源三郎の深間 |
| お鈴 | 茶屋女 左門字主膳に気に入られている |
| 小金井左馬之助 | 無頼旗本 無双流槍術の皆伝 頭がよく、斜に構えている 色子にかよいつめている |
| 宮川兵馬 | 無頼旗本 直情径行の男 剣鬼と化している |
| 高嶋久之助 | 旗本 二十八歳 学問にうちこんでいる 澄んだ目をした、口数の少ない男 |
| 田宮伝八郎 | 旗本 おえら方の機嫌とりに通っている |
| 九鬼源三郎 | 二十四歳の美男の旗本 二千五百石 三河以来の旗本 器量と腕をあわせもっている |
| 服部長門 | 松平忠周がひきたてている武士 冷酷で残忍そうな男 |
| お藤 | 小屋者の少女掏摸 野性の激しい少女 |
| 山猫お藤 | お藤 奥山のめんびきの稼ぎがしら |
| 水江 | 九鬼源三郎の姉 神谷伊織の妻 二十七歳 役者買いをしている |
| 神谷伊織 | 三千石無役の直参旗本 水江の夫 |
| 嵐吉弥 | 菊屋町の嵐座の役者 十八 色若衆 |
| 新さん | 出逢茶屋「よし幸」の雇いの駕籠屋 |
| 立花進之丞 | 谷中養心院の寺小姓 可憐な目鼻立ち 吉弥にまつわりついている |
| 銀弥 | 芳町の色子 左馬之助が気に入っている |
| 黒ねずみ | 田宮伝八郎のあだ名 |
| 松平忠周 | 柳沢吉保のとりまき 伝八郎を出羽守にひきあわせる約束をした |
| 弥助 | 九鬼家の忠実な老僕 源三郎をいつくしんだ |
| お梅 | 源三郎の乳母 源三郎をいつくしんだ |
| 玉尾 | 吉原の京屋の女郎 お雪 源三郎に身の上話をした |
| お雪 | 吉原の京屋の女郎 玉尾 実の兄に売られた |
| じごく | 嵐吉弥の仲間うちの仇名 悪魔のような少年 |
| 正助 | 下男 吉弥に客のとりもちをしている |
| 長太夫 | 奥山の軽業の一座 一座にお藤がいる |
| 天王寺の弥七 | ずんぐりした醜男の目明し 横山伊助の手の者 |
| 横山伊助 | 北町の同心 三十俵二人扶持の八丁堀同心 源三郎のまわりをうろついている |
| 斉藤 | 谷中養心院の檀家 進之丞の嘘 |
| 遠藤主馬亮 | 目付 旗本御家人の監視役 気の短そうな太った老人 源三郎を呼び出した |
| 巳之 | 若者 なりは大きいが発達がおくれている |
| 柳沢吉保 | 老中 事実上国内随一の権力を握る男 |
