PERSONA OF PANTHER
| 第一話 死霊の森 第二話 黒伯爵の砦 第三話 セム族の日 第四話 暗黒の河の彼方 |
モンゴールの奇襲により祖国を失った王女リンダと王子レムスは、パロに伝わる謎の古代機械によりモンゴールの辺境ルードの森に送られる。森でモンゴール兵に捕らえられそうになった二人を助けたのが、記憶を失った豹頭の超戦士グインであった。
ルードの森の夜、グールに襲われた三人は火で妖魔を退けるが、モンゴールの部隊に発見され捕らえられる。辺境の砦スタフォロス城に連行されたグインたちは、砦のあるじヴァーノン伯爵の虜囚となる。
グインとレムスは隣室の囚人イシュトヴァーンと知り合い、砦からの脱出を計る。一方、リンダは閉じ込められた牢獄でセム族の少女スニと出会う。その夜、セム族がスタフォロス城を襲い、スタフォロス城は全滅する。その混乱の中でグインと双子はスタフォロス城の塔の上から暗黒の河ケス河にむかって身を投じ、脱出するのであった。
ここを書こうとしてふと気がついたのですが、私は『豹頭の仮面』の改訂版を持っていません。もちろん愛蔵版も新装版も豪華愛蔵版もありますので、読むことは出来るのですが、文庫を持っていないことに全然気がついていませんでした。あ、まてよ…＜離席＞。ありました、ありました、うちの奥さんの嫁入り道具のグインの『豹頭の仮面』は改訂版でした（笑）
ということで、うちには文庫の『豹頭の仮面』が３冊あります。１冊は自分が高校時代に買った「四刷」、そしてその後入手した「ＧＵＩＮ SAGA」の「初版」（なんとこれには「Ｇｕｉｎ Ｓａｇａ １００！ Ｋａｏｒｕ Ｋｕｒｉｍｏｔｏ」のサインが入っています、某氏に鑑定してもらい、「本物」のお墨付きをもらった逸品です）そしてうちの奥さんの「改訂版」です。
何度読んでも1巻のおもしろさは格別ですね。グイン・サーガという物語のおもしろさが凝縮されているようです。後半にくらべると展開も早く、見どころも多いです。ただし、辺境編は独特の感覚があるので私の知り合いにも辺境編が突破できずにグインから脱落した人が何人もいます。私は辺境編好きです。ノスフェラスいいですよね、自分が行きたいとは全く思いませんけど。
（2010/07/04）