NEFARIOUS NOSPHERUS
第一話 運命との邂逅 第二話 月下の石像 第三話 陽炎の果てに 第四話 《瘴気の谷》再び |
グインと決別したイシュトヴァーンはサイロンのはずれで醜い占い師アリストートスに声をかけられる。そして、アリストートスはイシュトヴァーンを王にするために協力することを誓う。
ノスフェラスに入ったスカールはセム族の村を目指していた。ラク族の長ロトーからグル=ヌーの話を聞いたスカールは騎馬の民二百とともに、グル=ヌーを目指しノスフェラスの奥深くへとわけいっていくのであった。苦難の末に狗頭山を越えたスカールの前に三大魔道士の一人ロカンドラスがあらわれる。ロカンドラスはスカール一人をノスフェラスの奥地へ誘い、グル・ヌーにかくされた星舟の中を案内するのだった。
ケイロニア編がいったんお休み。ノスフェラスに向かったスカールに舞台を移します。なにかにとりつかれたかのようにノスフェラスを目指すスカール。ここでスカールが体験したことが中原に新たな謎をもたらします…でもそれは後日談。
登場人物の中でいちばん星船と違和感があるスカールをもってくるところがさすが栗本さんです。スカールが驚く星船の謎また謎。スカールとセム族も妙に気が合うようです。
今回の目玉は初登場ロカンドラスさん。名前だけは有名で、グインに探されているのに、全然違うところで出てくるあたりが大河ドラマの基本ですね。しかも「ばりあーのなかなら安全だ」とかいいながらスカールを放射線症にしてしまうあたり、魔道師らしい魔道師です(2010年2月19日)