THE MAGNIFICENT MONGAUL
| 第一話 トーラス入城 第二話 ヤーンの子ら 第三話 遠い潮 第四話 虐殺の森 |
勝敗は決し、モンゴールは首都トーラスを取り戻した。クム軍は敗走し、タルー公子は捕らえられる。イシュトヴァーンはアムネリスに愛を告白し、ついに≪光の公女≫をその手に入れるのだった。イシュトヴァーンはアムネリス大公によって、オーダイン伯爵、白騎士長官、左府将軍に任命される。新生モンゴールは参謀長アリストートス郷のもとで徐々に復興を始めた。そして、左府将軍イシュトヴァーンは国境近くに現れた五千のクム軍を迎え撃つために、二万の兵を率いてオーダインにむけて出陣する。
トーラスのアレナ通りのカロンは、友人のダンに別れを告げてカダインへ向かおうとしていた。途中のミダの森でカロンは荒くれた男達を目撃する。彼らはアリストートスに追い出されたもとのイシュトヴァーンの部下達であった。カロンは彼らの話からイシュトヴァーンの背信を知る。そこへ現れた謎の軍勢が盗賊達を虐殺する。軍勢が去った後、カロンはひとりの生き残った盗賊を助けるのだった。
モンゴールは復活しました。
表紙はアムネリス、お花に囲まれてもはや男勝りでも何でもないです。幸せいっぱい（笑）。とりあえず金蠍宮を取り戻したので、論功行賞です。イシュトヴァーンは左府将軍になりました。アリストートスも貴族に取り立てられて、サイデンは加増です。タルーにいいようにひっかきまわされるモンゴール諸侯、そこで見せ場を作るのがイシュトヴァーンです、さすがですね。などとほめると、「おまえには本当の男の気持ちはわからねえんだ」と言われてしまいそうですが。
後半はこの後かなり長いこと後を引く「ミダの森の虐殺」です。夜の森の中で盗賊達を全滅させることの出来る兵達って凄く強いと思うのですが、アリはどこから調達したのでしょう。(2010年3月16日)