MASTER OF THE MARCHES
| 第一話 ラゴン起つ 第二話 暁の奇襲 第三話 大進攻 第四話 辺境の王者 |
ラゴンの虜囚となったグインはラゴンの賢者カーと勇者ドードーの審問を受ける。その場でグインはドードーに挑戦し、一騎打ちで戦うことになる。互角の戦いを続ける両者、しかし戦いの最中にグインが塩の谷で手に入れたアクラのしるしを示すことにより、ラゴンはグインをラゴンを導くアクラの使者として認め、グインに従うことを了承する。
その少し前、イシュトヴァーンは新たに参戦したカロイ族とともにセム軍に合流したが、グインの不在とラク族が減っていることに不安を覚えるのだった。一方マルス伯を失い消沈するモンゴール軍であったが、裏切り者の名前が伝わり、それがパロと結んでいるのではないかとの疑いがアムネリスを鼓舞することとなる。モンゴール軍はオアシスで休むセム族の主力を発見し、奇襲をかけ、セム族に大きな損害を与え、パロの二人を捕らえた。勢いに乗るモンゴール軍はセム族を追撃し、ついに狗頭山のふもとでセム族を殲滅しようとしていた。さらに捕らえられた双子を救出しようとしたイシュトヴァーンも白騎士フェルドリックに見とがめられ、窮地に陥る。そのとき、ついにグインがラゴンを引き連れてセム族を救うために現れたのだった。またたくまに形勢は逆転し、モンゴール軍は多くの兵とカル＝モルを失いケス河畔まで退くこととなった。セムとラゴンの間に有効が結ばれ、グインはセムとラゴンを友とし、ノスフェラスの王となるのだった。
なんだか日に日にあらすじが長くなっているような気がするのですが…出来るだけあっさり書こうと思っているのですが、やっぱりこの辺境編はいちばん多く読んだところだから、愛着があってなかなか削れません。
辺境編ラストのこの巻は、なんといってもグインがラゴンをつれて現れるところがいちばんの名シーンですね。ずらりと並ぶグインとラゴン…かっこいいです。(2010年1月27日)