５８巻　運命のマルガ

THE MOIRAI IN MARGA

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イシュトヴァーンとマルコはアルド・ナリスと対面するためマルガ離宮に潜入しようとして、国王方の魔道士たちに見とがめられ、捕らえられようとする。それを助けたのはパロの宰相ヴァレリウスであった。ヴァレリウスは国王方の魔道士達を片付け、イシュトヴァーン達をアルド・ナリスのもとへと連れて行く。
　ナリスとイシュトヴァーンは湖中の別邸で再会する。イシュトヴァーンはナリスにパロ王となり、自分と共に中原を治めて欲しいと申し出る。その夜、ナリスとヴァレリウスはイシュトヴァーンの申し出について話し合う、必死でナリスを止めるヴァレリウスであったが、ナリスは自らの運命を極めることを望み、二人はパロ王への反逆を決意する。一夜が明け、ナリスとヴァレリウスはイシュトヴァーンに対し、運命共同体として力をあわせていくことを告げるのだった。