THE ESOTERICS OF THE EBONY PRINCE
| 第一話 ノスフェラスの嵐 第二話 スカールの秘密 第三話 ヤーンは導く 第四話 凶行 |
スカールはノスフェラスの星船の秘密をアルド・ナリスに語る。星船の中のクラーケンのような生物の話を聞いたナリスは、異世界の生命達への想像を広げる。ナリスはレムスの変貌が他の世界からの侵略である可能性をスカールに訴え、スカールの協力を得ようとする。しかし、スカールはナリスがイシュトヴァーンと手を組んでいることを聞き激怒し、ナリスのもとを去ろうとする。そのスカールへナリスはいつかスカールが出会うであろうグインへの伝言を伝える。スカールはナリスのもとを去るが、ナリスに一度だけ協力することを約束する。
そして、ヴァレリウスの計略により、ナリスは暗殺者に傷を負わされたように見せかけてクリスタルへ戻ることに成功する。
６月はいそがしくてなかなか更新が進みません。この調子だと１３０巻までいくのに１年かかってしまいそうですね。
表紙はスカール、当然です。帯は「世界最大にして最長の大河ロマン最新刊！」前巻と微妙に違いますがまあ同じような感じです。
スカールが語る星船の秘密とそのことからさまざまな意味を読み取るナリス、前半はわりと淡々と進んでいきます。雰囲気が一変するのはナリスがイシュトヴァーンとの同盟をスカールに打ち明けるところからですね。この静と動の交錯がグイン・サーガの魅力ですね。今回の名シーンは「俺はいつかグインに会うだろう。そのとき、何かがおこるだろう」と言うスカールにナリスがグインへの伝言を頼むところですね。(2010年6月19日
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