THE ACCIPITER AND AERIS
| 第一話 承前・アルセイス 第二話 大潮 第三話 月光のなかで 第四話 鷹と月 |
サウル皇帝の魂にゴーラ皇帝の指名を受けたイシュトヴァーンは、ゴーラ皇帝への即位を決める。イシュトヴァーンはアムネリスを説得し、ゴーラ皇帝の承認を得る。そしてバルヴィナを拠点とする新しいゴーラ帝国の構築に入るのだった。パロではレムス国王がイシュトヴァーンによるゴーラ帝国を無視することを決定していた。レムスの後ろに巨大なトカゲの姿を幻視したヴァレリウスはナリスにレムスの変化を報告する。ナリスは妻リンダにレムスへの反逆の意志を伝える。スカールを迎えるために草原に旅立っていたリギアはスカールを旅芸人一座のひとりとしてマルガに潜入させ、アルド・ナリスとスカールは対面する。そしてスカールは、ノスフェラスで得た恐るべき知識をナリスに語ろうとするのであった。
表紙はリンダ、帯は「世界最大、最長の大河ロマン最新刊！」ちょうどギネスに申請している頃でしたっけ？
第一章は「ゴーラの僭王」の顛末、イシュトヴァーンが本格的にゴーラ王への道をたどることを公式に宣言します。というところでこの話はいったん休止。舞台はパロへ向かいます。変貌するレムス、遂にスカールと対面するナリス。パロ編になるととたんにさまざまな思惑が交差しますね。ゴーラが単純なだけかもしれませんが（笑）しかしこの巻の一番の問題はラストシーンですね！ 黒太子は語り始めた…以下２ヶ月後………それはないだろう！！ とたいへん嘆いた記憶があります。(2010年6月15日)