THE SAPLING OF SATAN
| 第一話 雲の明日 第二話 パロスの戦い 第三話 赤い月 第四話 夢魔との戦い |
リンダとヴァレリウスはナリスの柩とともにサラミスへ向かう。クリスタルへ向かったケイロニア軍はダーナムの南でベック公ひきいるレムス軍と戦う。グインは少数の精鋭を率いてレムス軍の本陣に突入し、司令官であるベック公を拉致する。ヴァレリウスの検査によりベック公は≪魔の胞子≫に操られていることが判明し、ヴァレリウスはベック公を治療のためにサラミスへ連れて行く。
進軍するグインにカラヴィア公アドロンが対面を求める。カラヴィア公はアドリアン救出のためにケイロニア軍への協力を申し出る。
南パロスで野営するグインの前にパロの王子アモンがあらわれる。アモンは人犬の侍従長を使者とし、ゾンビーの軍団でケイロニア軍に襲いかかる。ゾンビーの軍団を倒したケイロニア軍はダーナムに入るが、そこにはアモンの魔道の罠が待ち受けていた。竜騎兵を倒し、ダーナムを占領したグインはクリスタルへ向かうのだった。
表紙はグイン、戦闘中です。前巻からイラストが丹野さんになっていて、これが丹野グインの初お目見えです。比較的末弥さんに似ている感じですね。ちなみに私はグインは加藤さんのイラストが一番好きです。リンダは末弥さんです（笑）
ここからクリスタル侵攻編になります。戦闘メインですが、これまでよりグインが軍勢を率いて戦う場面が多くなっています。偉くなったからですね。
今回の目玉は「人犬」ですね。栗本薫さんの人犬というと「魔剣」のイラストがとても印象的で人犬というとあれが浮かんでしまいます。たしか「蝶の墓」にも出てきましたけど、イラストがなかったので印象は薄いです。