DOALIEN THE DOOMED
| 第一話 クリスタルの蒼穹 第二話 さまざまの空 第三話 イシュタール春愁 第四話 運命の子 |
パロではクリスタルの復興が始まっていた。そんな中でリンダとヴァレリウスは、パロ宮廷の数少ない男子でありながらケイロニア宮廷ともつながりのあるマリウスの去就に頭を痛めていた。ケイロニアではハゾスが交渉のためにパロへ向かおうとしていたが、そのハゾスにディモスがシルヴィアの醜聞を伝える。
ゴーラでは帰国したゴーラ王イシュトヴァーンがモンゴール地方での大規模な反乱の知らせを受けていた。イシュトヴァーンはアリサとの再会につかの間慰められるが、アムネリスの遺児ドリアンと対面したことで激しく動揺する。
あと５巻？！
表紙はイシュトヴァーンとドリアン。ドリアンは小さな右手をいっぱいに伸ばして自己主張しています。二人の背中には炎で覆われ、穏やかでない未来を暗示しています。
その頃みんなは…。という話です。ケイロニアの宮廷、パロのクリスタル、ゴーラのイシュタール。グインが行方不明になった後の中原の様子が描かれています。「復活の朝」のラストでグインが行方不明になってひと月となっていますが、この巻の最後ではそれがふた月になっています。
今回の見どころはイシュタールのイシュトヴァーンです。アリサと再会して慰められ、カメロンと再会して文句を言われ、ドリアンと対面して…２７８ページのイラストですが、生後間もない赤ちゃんがあんなに飛んだら命に関わります。