登場人物リスト　その５（「黒曜宮の陰謀」〜「パロのワルツ」）　

その４←　登場人物リスト　→その６

名前 作品 備考
アイリス パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの姫君
アウグスタ パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
アウルス 運命の一日 ケイロニア十二選帝侯の長老格　アンティーヌ選帝侯
運命の一日 「アウルスが、お前のことを哲学者だと評していたが」
アウルス・アラン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの若い貴族　貴婦人たちを誘ってダンスに打ち興じていた
アウルス・アラン 運命の一日 アンティーヌ侯の愛息　美少年　皇帝の馬車の手綱をとった
アウルス 黒曜宮の陰謀 アンティーヌ侯　ケイロニア十二選帝侯の長老格　日ごろ秋霜烈日の気性を恐れられている
アウレリア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
アウレリアス パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの若い貴公子　リンダに思いをよせている聖騎士伯
アエリア 赤い街道の盗賊 ヴラド大公の血を引く姫　処刑された
アキレウス 黒曜宮の陰謀 ケイロニア第六十四代皇帝　イリスの父　病に伏している
運命の一日 ケイロニアの皇帝　在位三十年の記念祝典をひらいた
運命の一日 「さしものケイロニア皇帝アキレウス・ケイロニウスも、年をとったかもしれんな」
風のゆくえ ケイロニアの皇帝　ユラニアに宣戦布告した　マリウスとタヴィアに祝福を与えた
風のゆくえ 「ケイロニア皇帝アキレウス・ケイロニウス、これなるオクタヴィアの父だ。」
赤い街道の盗賊 「アキレウス陛下のご命令は、こちらから積極的には出るな、だ」
パロのワルツ 【モンゴールの亡き大公ヴラド、あるいはケイロニアのアキレウス大帝のように、国民の絶対的な畏怖と心酔、あるいは恐怖をあつめるのとは、】
アクテ 黒曜宮の陰謀 【アンティーヌ侯が、若いワルスタット侯ハゾスにその姫アクテをを与えているのも、】
アタナシウス 風のゆくえ ケイロニアの司法長官　秘密裁判の趣旨と、要件とをしるした告発書をよみあげた
アダン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの騎士団をひきいる将軍　「各騎士団をひきいる将軍に密使を」「ダルシウス、アダン、アルマリオン、ダルヴァン、それにバルファンだな」
アダン 風のゆくえ ケイロニア白虎将軍　【「それは、わが白虎騎士団とて同様」アダン将軍が云った。】
アドリアン パロのワルツ 【カラヴィア公アドロンのところの美しい若い兄妹、アドリアン公子とアリナ姫のまわりには、】
アドロン パロのワルツ 【カラヴィア公アドロンのところの美しい若い兄妹、アドリアン公子とアリナ姫のまわりには、】
アナ 風のゆくえ カリナエ小宮の下仕えファルの知り合い　「アナに、話してやらにゃ。摂政公さまを、こーんな近くで見ちまったって……」
アムネリス 黒曜宮の陰謀 「わたしだって、うわさにきくモンゴールのアムネリス公女や、パロのリンダ王女のように、中原の華とうたわれるような美女に生まれたかったわ」
運命の一日 （アムネリス公女もたいそうな美人といわれていたもの。比べて見られるなんて、イヤだわ、）
風のゆくえ 旧モンゴール大公国の公女　クムのタリオ大公の愛妾となってルーアンの水上宮にいる
赤い街道の盗賊 「大公の公女アムネリス姫は、げんざい、クム大公の愛妾として、ルーアンに幽閉されており、」
赤い街道の盗賊 【ウィレン越えの奇策により、公女将軍アムネリスひきいる五万のモンゴール軍をうちやぶり、】
パロのワルツ 「そしてアムネリス公女がノスフェラス遠征でつかんだ手がかりを追い、」
アライン パロのワルツ ナリスの部下　「書類を出しておくように、アラインに云っておくれ」
アリストートス 赤い街道の盗賊 イシュトヴァーンの軍師　みにくい小男　体つきのゆがんだ年長の男
アリストートス パロのワルツ クム国境、リーラの森の洞窟でイシュトヴァーンを看病している
アリオン 風のゆくえ 「モンゴールの残党と連絡をつけるのよ。マリウス伯か、アリオンか──誰か、若くて、勇敢なものをえらんで体を与えてもいい。」
アリシア夫人 風のゆくえ 死刑宣告を受けたパロの夫人　「陛下、どうか、アリシア夫人をおゆるし下さいませ」
アリナ パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたカラヴィア公の秘蔵の末娘
アル･ディーン 黒曜宮の陰謀 「それは、同様パロのクリスタル公アルド・ナリス、あるいはその弟アル・ディーン、」
黒曜宮の陰謀 パロの王子　正式の宴席にはまねかれず日蔭の王子であった
運命の一日 マリウスの本名　「わが名はアル・ディーン、父の名はアルシス、母の名はデビ・エリサ、中原の聖なる王国パロの王子にして第四王位継承者─それが僕だ。」
風のゆくえ 中原の聖なる王国パロの王子　第四王位継承者　現王の従兄
アルヴィウス 赤い街道の盗賊 モンゴールの武将　「マルクス、ローザン、アルヴィウス、すべて首を切られました。」
アルカ 風のゆくえ サルファのマロンじいさんの孫の少女　「ありゃ、いつだったかな、アルカや」
アルカス 風のゆくえ ケイロニアのユラニア遠征軍の中隊長　「アルカス隊、全員準備よし」
アルシス 運命の一日 「わが名はアル・ディーン、父の名はアルシス、母の名はデビ・エリサ、中原の聖なる王国パロの王子にして第四王位継承者─それが僕だ。」
アルシス 風のゆくえ （父の名はアルシス王子、母の名は、デビ・エリサ─そして、兄の名はクリスタル公アルド・ナリス）
アルド・ナリス 黒曜宮の陰謀 「それは、同様パロのクリスタル公アルド・ナリス、あるいはその弟アル・ディーン、」
アルド・ナリス 運命の一日 パロの摂政クリスタル公　中原きっての策謀家
アルド・ナリス 風のゆくえ パロのクリスタル公　アル・ディーンの兄　≪サリアの公子≫　「わたしも、≪サリアの公子≫アルド・ナリスの話はきいているもの。」
アルド・ナリス 風のゆくえ 冷静で有能な二十六歳の宰相、摂政クリスタル公　ふさぎがちになっている
アルド・ナリス 赤い街道の盗賊 パロの摂政宰相をつとめるクリスタル公　クリスタルでスカールを待っている
アルド・ナリス パロのワルツ パロの宰相にして摂政　二十六歳　クリスタル公　年のわりあいに、老成した印象を与えている
アルノー 風のゆくえ サイロンにいる魔道師　「アルノーにだけ、ひきつづきサイロンにとどまるよう云ってくれ。」
アルマリオン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの騎士団をひきいる将軍　「各騎士団をひきいる将軍に密使を」「ダルシウス、アダン、アルマリオン、ダルヴァン、それにバルファンだな」
風のゆくえ 【千虎将軍アルマリオンが右手をかろくあげて発言した】
風のゆくえ ケイロニア金狼将軍　「総指揮は、アルマリオン閣下か」「アルマリオン将軍は──軍装じゃないぞ」
アルミナ 黒曜宮の陰謀 「さらには二十歳になられれば、レムス陛下とアグラーヤのアルミナ姫とのご成婚の儀も」
アルメリア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたサラミス公の姫
アレス 黒曜宮の陰謀 ケイロニア十二選帝侯　「サルデス侯にも、のちほど、ひそかに軍議へと」
運命の一日 【落馬で有名になったサルデス侯や、謹慎をいったんとかれて、使節団の不審をまねかぬようパレードに加わることをゆるされたダナエ侯は、」
運命の一日 十二選帝侯　【目もと鋭いベルデランド侯、浅黒いロンザニア侯、小柄なサルデス侯、】
風のゆくえ ケイロニア選帝侯　アレス　ユラニアとの交渉役　こころもとない
風のゆくえ サルデス侯　「一応、アレスに交渉権を与えるがな」「サルデス侯か」
アンダヌス パロのワルツ 「彼はモンゴールへの、ライゴール市長アンダヌスの密書をもって、私のもとに訪れた。」
アンティーヌ候 黒曜宮の陰謀 ケイロニア十二選帝侯の長老格にして筆頭　十二神将にも絶大な信頼を集める　アウルス・フェロン　アキレウスに次ぐ権力者　ケイロニア最大の港アンティーヌを居城とする　　
運命の一日 十二選帝侯　【威厳あふれるアンティーヌ侯、太陽神のようなワルスタット侯、温和なアトキア侯、小姓に手をとられたローデス侯、】
風のゆくえ ケイロニア選帝侯　アンティーヌ領主　皇后の裁判の立会人となった
アントニア 運命の一日 ダリウス大公妃　マライア皇后、シルヴィア皇女についで身分が高い　黒曜宮の後宮にいる
イシュトヴァーン 黒曜宮の陰謀 「これじゃもう二度とイシュトヴァーンのばかの前に出られない」
イシュトヴァーン 運命の一日 「もうここにいもしないイシュト──どっかの音痴のバカのために、」
イシュトヴァーン 風のゆくえ 「ヤーンがそう望めば。俺はつねにこう答えた。イシュトヴァーンにも……おまえのいとこ、パロの王女リンダにも、な」
イシュトヴァーン 赤い街道の盗賊 二十二歳のヴァラキアの傭兵　赤い盗賊団の首領　サルジナとウルスの二つの盗賊団を手中にした
イシュトヴァーン 赤い街道の盗賊 「ヴァラキアのイシュトヴァーン──そやつが、妻の仇の名だ……」
イシュトヴァーン パロのワルツ 「ヴァラキアのイシュトヴァーンという盗賊団の首領を、この手で討ちはたすと、妻の亡骸に誓った」
イリス 黒曜宮の陰謀 美貌の剣士　ダリウスの女官に化けてアキレウスの寝所に入り込んだ
運命の一日 「僕の名はイリス、シルヴィアの母のちがう兄にして、このケイロニア唯一の正当な皇子さ！」
運命の一日 「──でもきみこそは月の女神イリスだった。」
風のゆくえ ユリア姫の子　ユリア姫の死後、森番の老夫婦に育てられ、その後ダリウスをたずねてきた
イリス 風のゆくえ 「つねに愛称をもってかれを呼んでいた。──月（イリス）と」
イン・イン 赤い街道の盗賊 騎馬の民の隊長　「イン・イン、及びグル・シンは、グル族九百五十をとりまとめ、」
ヴァイルス 黒曜宮の陰謀 【まだ残っていたアダン将軍や若い武官のケルロン准将、ヴァイルス隊長、といった人々と、しずかにことばをかわしていた。」
ヴァレリウス 黒曜宮の陰謀 パロ正使、聖騎士リーナス伯爵の従者　魔道師　グインに挨拶をした
ヴァレリウス 運命の一日 パロの魔道師　リーナス伯がつれていた側近
ヴァレリウス 運命の一日 リーナスの側近　「たしか、ヴァレリウス──という、魔道師だった」
ヴァレリウス 運命の一日 クリスタルの魔道師ギルドで一級免許をもらった一級魔道師
ヴァレリウス 風のゆくえ サイロンにいる魔道師　「ヴァレリウスと連絡は？　帰国は？」
ヴァレリウス パロのワルツ レムス一世の側近の魔道師　「私の側近にて、魔道師ヴァレリウス、及び魔道士ロルカでございます。」
ヴァレリウス パロのワルツ 魔道師　国王の参謀格として登用された　正式の身分は、パロの軍事顧問の参事官
ヴィール・アン・バルドゥール 運命の一日 「俺だ、俺さまだよ──子爵ヴィール・アン・バルドゥールさまだ」
ウェルギウス 風のゆくえ パロの国土庁の長官　「それについてことにウェルギウス長官へは、はっきりと申しわたしてもらいたい。」
ウルス 風のゆくえ サルジナの赤い盗賊　≪赤ひげ≫　パロの南、サルジナのまわりを縄張りにしている
ウルス 赤い街道の盗賊 赤い盗賊の盗賊団の首領　サルジナのウルス
エマ パロのワルツ アルゴスの王妃　「エマ女王も彼をご存じです。」
エリア 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの大典にきた使節　ゴーラ三国の代表　伯爵
エリア 運命の一日 ケイロニアの大典に出席したサウル皇帝の代理
エリア 風のゆくえ サウル皇帝代理の伯爵　サウル皇帝の信頼あつい老練な政治家
エリサ 運命の一日 「わが名はアル・ディーン、父の名はアルシス、母の名はデビ・エリサ、中原の聖なる王国パロの王子にして第四王位継承者─それが僕だ。」
エリサ 風のゆくえ （父の名はアルシス王子、母の名は、デビ・エリサ─そして、兄の名はクリスタル公アルド・ナリス……）
エリシア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ　女官長　
エリジア 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　トラキア領主夫人
エリナ 黒曜宮の陰謀 ワルスタット侯の別邸の女官　【女官のエリナでものこっていれば、】
エリナ 運命の一日 ワルスタット侯邸の侍女　【エリナにもらったキタラを肩にかけ、さてとび出そうとしたときだ。】
エルム 風のゆくえ サルファの宿にいた飛脚　マリウスに赤い盗賊団の情報を教えた
オヴィディウス 風のゆくえ パロの貴族　【夜、早く戻れれば、お目にかかりたいと、オヴィディウス伯兄妹からの申し出がある。】
オヴィディウス パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの若い貴公子
オー・タン・フェイ 黒曜宮の陰謀 「父の子飼いでヴァレリウスと申すもの。パロでも知られたオー・タン・フェイに学んだ魔道師で」
オー・タン・フェイ パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの老学
オー・ラン 黒曜宮の陰謀 ユラニアの将軍　「ことに武勇すぐれたものは≪青ひげ≫オー・ランなどが知られてはいても、」
オー・ラン 風のゆくえ ユラニアの将軍　オル・カン大公の右腕　マライア皇后と密約を結んだ
オーム 風のゆくえ ケイロニアのユラニア遠征軍の中隊長　「オーム中隊準備ヨシ」
オクタヴィア 運命の一日 アキレウスの娘　シルヴィアの腹違いの姉　ユラニア生まれの寵姫、ユリア・ユーフェミア姫の娘
風のゆくえ ケイロニアの失われた皇女　男装してイリスと名乗っている
風のゆくえ 「私、吟遊詩人マリウスの妻なのね……」「そう、マリウスの妻のオクタヴィアだ。」
黒曜宮の陰謀 ダリウスのうしろにひかえた美しい女官　オクタヴィアの変装
運命の一日 「タヴィアと申します。大奥、アントニア公妃づきのお側仕えでございます。」
風のゆくえ 吟遊詩人マリウスの妻　「どう？　疲れない、タヴィア？」
オリー・トレヴァーン 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　ヴァラキア公弟　ディモスに心を奪われた
オリー・トレヴァーン 運命の一日 【沿海州ヴァラキアの公弟オリー・トレヴァーンの、輿にのってひっきりなしに汗をふいているふとっちょぶりも、】
オル・カン 風のゆくえ ユラニアの大公　マライア皇后と密約を結んだ
オル・カン 風のゆくえ ユラニアの大公　「同じゴーラの盟邦、少しはわしもオル・カンの考えることはわかるつもりだ」
オルロック 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　トラキア領主　伯爵
オロ 風のゆくえ トーラスのオロ　二回グインを救い、セム族の斧に背中を割られてグインの腕の中で息絶えた
カード 風のゆくえ アキレウスの小姓　グインのよろいをふいた　「──その、よろいをふいてやれ、カード。」
カイ パロのワルツ ナリスの小姓　【給仕の小姓のカイが、それに気づいて云った。】
ガイアス 風のゆくえ リーラスの赤い盗賊　黒牛のガイアス　ウルスとは兄弟の誓いをかわした
ガイアス 赤い街道の盗賊 赤い盗賊の盗賊団の首領　ミルヴァのガイアス
カイオス　 運命の一日 アキレウスの遠縁　【帝の遠縁のカイオス公子は来春アルマリオン将軍の一人娘と挙式する予定である】
カストール 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷医師長　カシス神殿の祭司長にして宮廷付きの主治医　パロ出身　幼いときにケイロニアにきた　世界屈指の名医
カストール 運命の一日 「べつだん生命にかかわりはせぬし、心配することはいらぬ、というカストールの見立てであった。」
カストール 風のゆくえ ケイロニアの宮廷医師長　ハゾスにつきそって七曜宮の一室にきた
カメロン 赤い街道の盗賊 【スカールの行方と、その目的とを知ったものは、ただ沿海州ヴァラキアの海軍提督カメロンのみ。】
カメロン パロのワルツ 「俺はひとり、ヴァラキアの友がいる。海軍提督のカメロンだが、」
カメロン パロのワルツ 「カメロン──助けてくれよう！　寒い……寒い──ああ……」
カラヴィア公 パロのワルツ 「明日は？」「カラヴィア公とマール公とのご会食、及びカラヴィアの陳情団とのご謁見でございますが」
パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの大貴族　ちょうど上京中だった
カラム 赤い街道の盗賊 ザイムの旅館　≪聖騎士亭≫のおやじ　ザイムの町の顔役　スカールに赤い街道の盗賊の話をした
カリース 黒曜宮の陰謀 パロのデザイナー　大典のシルヴィアの白いドレスをデザインした
カリース 運命の一日 パロの誇るデザイナー　シルヴィアのドレスをデザインした
カル＝モル パロのワルツ レムスにとりついている魔道師の魂魄　モンゴール大公にノスフェラス探検行の野心をおこさせた男
カル・ファン(ルロイ男爵) 風のゆくえ 「ルロイ男爵も、そうしたことがあるゆえ、わからぬと申し述べたものであろう。そうであろうな、カル・ファン」
カルトゥス 風のゆくえ ケイロニア選帝侯　「さもなくば、ルカヌスか、カルトゥスをやる。アウルスが出るまでのことはなかろう」
カルナ 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　洗濯女
カルネル 赤い街道の盗賊 ザイムの町長　かなりの高齢で右手が不自由　
ギデオン 運命の一日 「千犬騎士団第一大隊長、ギデオン殿！」
ギラン 黒曜宮の陰謀 ケイロニア十二選帝侯　ギラン　鉱山及び赤い街道の関税によりアンティーヌ侯に次ぐ実力者
黒曜宮の陰謀 アトキア侯　おだやかな白髪の老人
運命の一日 十二選帝侯　【威厳あふれるアンティーヌ侯、太陽神のようなワルスタット侯、温和なアトキア侯、小姓に手をとられたローデス侯、】
風のゆくえ 「それがしはじめ、アトキア侯、デウス長官などあの場に立ちあいましたるものには、」
風のゆくえ 【ゆっくりと、温厚なアトキア侯が身をおこし、皇后に近づいた。】
グイン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの百竜長　アキレウス帝の身辺を警護している
グイン 黒曜宮の陰謀 豹頭の戦士　サルデス戦役の全権を委任され　千竜長にとりたてられる
グイン 運命の一日 豹頭の戦士　ケイロニアの千竜長　マライア皇后の陰謀をあきらかにした
グイン 風のゆくえ 豹頭の戦士　ケイロニアの百竜長　シルヴィアをいとしくおもっている
グイン 風のゆくえ 一万五千のケイロニア遠征軍指揮官　ダルシウス配下の千竜長
グイン 赤い街道の盗賊 豹頭人身、異形の勇士　ケイロニア軍の副将　千竜長
グラチウス 赤い街道の盗賊 グインをおびき寄せた魔道士　死人にいつわりの生命を与えケイロニア軍と戦わせた
グラチウス パロのワルツ 「強大なるグラチウスめが、いよいよ策術をめぐらし、北の獅子を手中とし、」
クララ 運命の一日 シルヴィアの侍女　「クララ、あんたから申しあげてよ。何といったって、あんたが姫さまの、いちばんのお気に入りなんじゃないの」
グル・シン 風のゆくえ スカールにどこまでもつきしたがう騎馬の民　老齢　スカールの体を心配している　　
グル・シン 赤い街道の盗賊 グル族の老族長　スカールに草原に帰るよう命じられる
ケルビン 風のゆくえ ケイロニアのユラニア遠征軍の中隊長　「ケルビン隊、全員揃いました！」
ケルロン 黒曜宮の陰謀 【まだ残っていたアダン将軍や若い武官のケルロン准将、ヴァイルス隊長、といった人々と、しずかにことばをかわしていた。」
ゴダロ 風のゆくえ トーラスのアレナ通りの居酒屋、煙とパイプ亭の主人　マリウスを息子と呼んだ
サーデニア 運命の一日 【ユラニアの使節団だ。　正使ルロイ男爵と、副使サーデニア卿。】
サール 運命の一日 ダリウスの家令　「おまえではわからん。サールはどこだ」
サイモン 黒曜宮の陰謀 アキレウス帝づきの小姓　アウルスの甥　
サエラ 風のゆくえ マライア皇后づき衣装係長　皇后の裁判で証言した
ザラ 運命の一日 ダリウス邸の侍女　「はあ、そ、それが──ザラ、さがっていなさい」
サラミス公 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの大貴族　ちょうど上京中だった
サラム 黒曜宮の陰謀 「おぬしは、ただユラニアの王族、二十五歳のサラム公爵を、シルヴィアにめあわせるとのみ──」
サリア夫人 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの宮廷の名だたる伊達女
サリス 風のゆくえ ナリスを探していた小姓　「サリス、その小鳥を、どこかルノリアの根かたへでも、埋めて」
サルビア・ドミナ パロのワルツ パロのデザイナー　リンダ姫のドレスをデザインした
シグルド 運命の一日 タルーアンの領主　手づからきたえたかぶとと槍を使者にたくした
シバ パロのワルツ 「ロトーの孫娘が、パロの真珠とともにいってしまった！　シバが、そう云っていたではないか！」
シモン パロのワルツ ナリスの小姓　「──シモン、もう一杯、もっておいで」
シラス 赤い街道の盗賊 赤い盗賊の盗賊団の首領　ゾルーディア街道のシラス
シリア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの姫君
シルヴィア 黒曜宮の陰謀 ケイロニア皇女　ケイロニアの世継　アキレウス帝の見舞いに七曜宮をおとずれた
シルヴィア 運命の一日 ケイロニアの皇女　我儘いっぱいの娘
シルヴィア 風のゆくえ ケイロニアの皇女　ミアイル公子の許婚者だった
ジルス 赤い街道の盗賊 ミルヴァの盗賊ガイアスの部下　傭兵くずれの男　黒犬のジルス
スカール 黒曜宮の陰謀 「草原の大国アルゴスの王太子スカール、かれは現国王スタックのやはり妾腹の弟であるときき及ぶ。」
スカール 風のゆくえ 精悍なアルゴスの黒太子　病みやつれ、骸骨のようにやせてしまった
スカール 赤い街道の盗賊 アルゴスの黒太子　ノスフェラスから帰還した　病みやつれている
スカール パロのワルツ アルゴスの王子　ユノ伯爵に案内されてクリスタル・パレスに到着した
スタック 黒曜宮の陰謀 「草原の大国アルゴスの王太子スカール、かれは現国王スタックのやはり妾腹の弟であるときき及ぶ。」
風のゆくえ 【実の兄である国王スタックでさえ、彼をそうと見わけることは、できなかったにちがいない。】
赤い街道の盗賊 アルゴス国王　スカールの兄　「グル族の村へもどってのち、スタック王にことの次第を報告せよ。」
スニ 風のゆくえ セム族の少女　リンダの侍女　「ここにいらっしゃい、スニ。わたしのひざの上に──そう」
スニ パロのワルツ 【リンダ姫は、白いドレスに身をつつみ、セムの侍女スニと、十人ばかりの女官たちをつれていた。】
ゼノン 黒曜宮の陰謀 ケイロニア皇帝の親衛隊千犬騎士団の団長　千犬将軍　アキレウスのご座所を守る
ゼノン 運命の一日 「ゼノン将軍は、兵を伏せてはいるものの、陛下のご命令を実行する機をつかみかねている」
ゼノン 運命の一日 皇帝の親衛隊千犬騎士団の団長　千犬将軍　勇猛で独り身　タルーアンの血を引き出が貴族でない
ゼノン 風のゆくえ 「グイン、ダナエ侯をどうしたらよいか」「証人席の末座へ、ゼノン殿」
ゾエ 運命の一日 シルヴィアの侍女　「でも、ゾエ、姫さまは、お呼びがあるまで、決して、誰も、来てはならぬと、」
ター・ウォン 風のゆくえ スカールの気に入りの側仕え　【気に入りの側仕えター・ウォンまでも失ったいたでもあろう、】
ター・ウォン パロのワルツ 「俺のグル族の部下たち──ター・ウォン……タズト──黙って俺にどこまでもついて来た。」
ダーヴァルス パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの聖騎士侯
ターニア 風のゆくえ 【もとから中原各国の宮廷一の美女の名もたかかった、故ターニア王妃の血をひいて、】
ダール伯 風のゆくえ アリシア夫人の夫　「ダール伯爵夫人ともあろうおかたを、しもじもの罪人のように！」
タウロ 赤い街道の盗賊 ≪聖騎士亭≫の使用人　「タウロ、ピート、さっさとご案内申しあげぬか。」
タズト 風のゆくえ スカールの従者　金髪の側小姓　やせて顔色がわるくなっている
タズト 赤い街道の盗賊 スカールの気に入りの小姓　金髪の若者　スカールをかかえ起こした
タズト パロのワルツ 「俺のグル族の部下たち──ター・ウォン……タズト──黙って俺にどこまでもついて来た。」
タズト パロのワルツ 【リー・ファをも、タズトをも隊長ユン・リーも失い。】
ライオス 黒曜宮の陰謀 「ダナエ侯ライオス、またバルドゥール子爵、そのいずれが兄アキレウスなきこのケイロニアの国難をしっかりとその双肩にひきうけ、」
運命の一日 ケイロニア十二選帝侯　ユラニアに内通したとの疑いをうけ、自宅に拘禁された
運命の一日 【落馬で有名になったサルデス侯や、謹慎をいったんとかれて、使節団の不審をまねかぬようパレードに加わることをゆるされたダナエ侯は、」
風のゆくえ ケイロニア十二選帝侯　【しおれかえったダナエ侯ライオスは証人席にすわった。】
ダニエル 黒曜宮の陰謀 傭兵　アトキアのトールに捕らえられた
ダニエル 風のゆくえ 千竜将軍ダルシウスの傭兵　ユディトー伯ユディウス
タバサ 赤い街道の盗賊 ≪聖騎士亭≫のカラム親方の女房
ダリウス 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの皇弟　沿海州からとりよせた珍しい燕菓などをアキレウスのもとに届けた
運命の一日 ケイロニアの大公　皇弟　イリスを証人としてマライア皇后をユリア殺害の件で告発しようとしている
風のゆくえ ケイロニア皇弟　大公　マライア皇后をケイロニア皇帝の寵姫誘拐と虐殺の罪で告発した
タリオ 黒曜宮の陰謀 クムの大公　マライア皇妃の弟　三人の息子を持つ
風のゆくえ クムの大公　アムネリスをルーアンの水上宮の一画の水晶の塔で妾にしている
赤い街道の盗賊 「町かどには、クムのタリオ大公の肖像がかかげられています。」
タリク 黒曜宮の陰謀 クムの公子　「たぶん三男タリク公子をクムが養子として出すが可能なれば、年下であったミアイル公子よりは、はるかにケイロニア皇帝の婿としてふさわしい縁組と、」
タリク 風のゆくえ クムの公子　「タリクなどただのわがままなあまやかされた小僧っ子。」
タリム 風のゆくえ ユラニアの宰相　侯爵　マライア皇后と密約を結んだ
タル・サン 風のゆくえ クムの公子　「タル・サンは金銭づくのいやしいあきんど根性でいちばん油断がならない、」
タルー 風のゆくえ クムの公子　「タルーは女たらしの粗悪な田舎者、」
ダルヴァン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの騎士団をひきいる将軍　「各騎士団をひきいる将軍に密使を」「ダルシウス、アダン、アルマリオン、ダルヴァン、それにバルファンだな」
ダルヴァン 風のゆくえ ケイロニア千蛇将軍　【千蛇将軍ダルヴァンが口をひらいた。】
ダルカン パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの聖騎士侯
ダルジール 赤い街道の盗賊 クムの大商人　赤い盗賊に殺された　【豪胆なダルジールは心配する私に笑いとばしました。】
ダルシウス 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの騎士団をひきいる将軍　「各騎士団をひきいる将軍に密使を」「ダルシウス、アダン、アルマリオン、ダルヴァン、それにバルファンだな」
赤い街道の盗賊 ケイロニアの黒竜将軍　二万のケイロニア軍の総大将　アンナの村に駐留している
風のゆくえ ケイロニア千竜将軍　「わが軍の総大将は、千竜将軍ダルシウス・アレース。」
タン・イエン 赤い街道の盗賊 騎馬の民　街道の様子をスカールに報告した
チャン・ファン・ラン 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　キタイの女伯爵
チャン・ファン・ラン 運命の一日 キタイの女使節　キタイ・シルクのひと山を祝いの品としてささげた
ツルミット候 運命の一日 十二選帝侯　【すらりとした伊達者のラサール侯、精悍なツルミット侯、学者めいたフリルギア侯】
ディウス 赤い街道の盗賊 ケイロニア軍の隊長　グインの部下　「ディウス隊！おちつけ、隊列を組め！」
ディモス) 運命の一日 ワルスタット侯　太陽神のように美しい　ワルスタット騎士団をひきいて馬上ゆたかにあらわれた
ディラン 運命の一日 パロの魔道師　「いまから、ディランを呼んで、すぐ、クリスタルへとんでもらうか……」
ディラン パロのワルツ 「そのほうとディランとが、レムスにことに信頼されていると教えてくれるものがあったぞ」
デウス 黒曜宮の陰謀 ケイロニア護民長官　「七星の間」の会議に加わった
デウス 運命の一日 「伝令──伝令。護民長官デウス伯閣下。お中の間へ。」
デウス 風のゆくえ 「それがしはじめ、アトキア侯、デウス長官などあの場に立ちあいましたるものには、」
デン 赤い街道の盗賊 サルジナの盗賊　イシュトを逃がしたことのある　指が一本しかない
典雅の裁決者 パロのワルツ 【彼こそは、≪美の裁決者≫≪典雅の判定者≫アルド・ナリスの、対極に立つ人物ではあったのである。】
トール 黒曜宮の陰謀 アトキアのトール　グインの命令で傭兵のダニエルを見はっていた
トール 黒曜宮の陰謀 「この男は、アトキアのトール、俺の右腕で、副官として黒曜宮につめてもらっている。」
トール 風のゆくえ アトキアのトール　証人として皇后の裁判に出席した
トール 赤い街道の盗賊 アトキアのトール　グインの側近　【眠っていたトールをそっとゆりおこしたのは、】
ネリア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
ネルバ候 風のゆくえ パロの貴族　【そののち、ネルバ侯夫妻とお茶、そして一ザンの瞑想と湯浴みののち、】
ネルバ候 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの大貴族
ネルバ侯夫人 パロのワルツ 「明後日」「お母上をご訪問になられ、ネルバ侯、ランズベール侯両夫人と、新作の詩をきく会合を」
バース 運命の一日 気短かの貴婦人の執事　「バース！　バースはいないの。　バース！」
パーリア 運命の一日 ケイロニア大奥の女官長　「何も話しあったり、憶測してはならんって、パーリア女官長のご命令よ」
ハゾス 黒曜宮の陰謀 ランゴバルド侯　アウルスの大叔母の孫　「たしかに、ハゾスどのから、あずかったものもある。」
ハゾス 黒曜宮の陰謀 「ランゴバルド侯ハゾス・アンタイオス」「いま、自ら云ったことの重大さ、わかっていような」
パリス 運命の一日 シルヴィアの護衛　バルドゥールからオクタヴィアを助けた　ワルスタット侯邸からマリウスをさらった
パリス 風のゆくえ 【グインにせよ、パリスにせよ、彼女のわがままをゆるし、うけとめてくれる、と思うあいてには、】
バルガス 風のゆくえ ケイロニアの千狼長　五千の兵をひきいてサルデスへ先発している
バルドゥール 黒曜宮の陰謀 シルヴィアの婿侯補　「心にそまぬ男となど、結婚しなくても住む、ということよ」「ライオスとも？　バルドゥールとも？」
バルドゥール 運命の一日 ケイロニアの子爵　ユラニアに内通したとの疑いをうけ、自宅に拘禁された
バルドゥール 風のゆくえ ケイロニアの子爵　皇后の裁判の証人　グインを暗殺しようとして死んだ
バルファン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの騎士団をひきいる将軍　「各騎士団をひきいる将軍に密使を」「ダルシウス、アダン、アルマリオン、ダルヴァン、それにバルファンだな」
バルファン 風のゆくえ ケイロニア千猿将軍　【アダン将軍が云った。千猿将軍バルファンもうなづく】
ハルラン 黒曜宮の陰謀 パロの名医　【カシス神に一生を捧げ、いまではパロのハルランと並ぶ世界屈指の名医として、その名を中原にひびかせている。】
バレン パロのワルツ 宮廷付きの小姓　カイのいとこ　国王のことを口外してネルバ塔に入れられた
ピアソン 運命の一日 ゼノンの部下の騎士　ユラニア使節団を黒宮殿に案内した
ピート 赤い街道の盗賊 ≪聖騎士亭≫の番頭　「タウロ、ピート、さっさとご案内申しあげぬか。」
ファル 風のゆくえ カリナエの小宮の下仕え　植木の手入れをしていて摂政公に声をかけられた
ファン・イン 赤い街道の盗賊 騎馬の民の隊長　「ユン・リー、ファン・イン他五十名は、わが旗下隊としてこのスカールとともに来るように」
ファン・イン パロのワルツ スカールの側近　パロまで付き従った　「は。──ファン・インと申します」
フィラ 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　洗濯女
フィリス パロのワルツ ベック公の妻　もうじき最初の子の母になろうとしている
フィリス パロのワルツ ベック公夫人　出産のためスカールの歓迎の宴を欠席した
フェリシア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの宮廷の名だたる伊達女
フリルギア侯 運命の一日 十二選帝侯　【すらりとした伊達者のラサール侯、精悍なツルミット侯、学者めいたフリルギア侯】
フルゴル 運命の一日 バルドゥールの部下　小姓に化けてグインをおびき出した
フロリー 風のゆくえ アムネリスづきの侍女　青白くやせて目ばかりが目立つ
ヘイムダル 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　タルーアンの領主
ベック公 パロのワルツ パロの王族　スカールとウィレン行を共にした友人
ベルデランド侯 運命の一日 十二選帝侯　【目もと鋭いベルデランド侯、浅黒いロンザニア侯、小柄なサルデス侯、】
ポーラン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの若い貴族　貴婦人たちを誘ってダンスに打ち興じていた
ポーラン 運命の一日 ケイロニアの子爵　パロの新王即位祝典に参加した
ポーラン 運命の一日 ケイロニアの若い貴族　【若いポーランはすでにロンザニア侯の末娘と婚約しており、】
ボルゴ・ヴァレン パロのワルツ （アグラーヤの姫をもらって、ボルゴ・ヴァレンをうしろだてと、そう計算しているだろうが、）
マール公 パロのワルツ パロの王族　妻の姪の義理の命乞いにゆかねばならぬ
マイス パロのワルツ 伶人　「ヤヴァン、こっちへきて下さい、笛をあわせて頂こう。それに、マイス、和弦を」
マウラ夫人 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの宮廷の名だたる伊達女
マオ　 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　タリス通りのカラム水売り
マライア 黒曜宮の陰謀 ケイロニア皇后　アキレウス帝の見舞いに七曜宮をおとずれた
マライア 黒曜宮の陰謀 「若いクムの公女マライアを、このようなドーリアに……ドールの姉妹なりしものにかえたのは、」
運命の一日 ケイロニアの皇后　皇帝暗殺計画が露見し幽閉された
風のゆくえ ケイロニア皇后　皇帝暗殺をたくらんだとしてケイロニア最高法廷に告発された
風のゆくえ 「わが妻、ケイロニア正皇后、マライア・タル・クラディンは、昨夜俄に発病、手当の甲斐なく逝去した。」
マリウス 黒曜宮の陰謀 吟遊詩人　ダリウスに拷問された傷をいやすためワルスタット侯の別邸にかくまわれている　パロの宰相ナリスの弟アル・ディーン
運命の一日 イリスの恋人の吟遊詩人　ワルスタット侯邸にかくまわれている
風のゆくえ 吟遊詩人　自分の本当の名をイリスに告げた　パロの、国をすてた王子アル・ディーン
マリス 赤い街道の盗賊 ヴラド大公の血を引く姫　処刑された
マルクス 赤い街道の盗賊 モンゴールの武将　「マルクス、ローザン、アルヴィウス、すべて首を切られました。」
マローン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの若い貴族　貴婦人たちを誘ってダンスに打ち興じていた
マローン 運命の一日 ケイロニアの子爵　【アトキア侯の子息マローン子爵が十四、そのへんを筆頭に、あとはもっと幼い。】　
マロン 風のゆくえ サルファの≪サリア亭≫の下足番のおやじ　食堂係もかねている
ミアイル 黒曜宮の陰謀 「たぶん三男タリク公子をクムが養子として出すが可能なれば、年下であったミアイル公子よりは、はるかにケイロニア皇帝の婿としてふさわしい縁組と、」
ミアイル 風のゆくえ モンゴールの年若い公子　ナリスの政略のいけにえとして暗殺された
ミゲル 赤い街道の盗賊 ケイロニア軍　ディウス隊の騎士　アンナの森の異変を報告した　
ミネア 黒曜宮の陰謀 「あの姫はたしかに美人だ。まあ、その」「ミネア姫ほどではないが、ですか？」
ミネア 運命の一日 リーナスの婚約者　「ミネア姫には、内緒だぞ。かわりに、何でも、ほしいものをやるから」
ミネア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
ミリアム 運命の一日 シルヴィアの侍女　「だったら、あんた行ってよ、ミリアム」
ミルン 赤い街道の盗賊 グインの部下　「──ディウスとローザス、ラウル、ミルンに伝令」
ミレナ 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　洗濯女
ミンナ 黒曜宮の陰謀 ケイロニア王宮の台所女　三十がらみの美しい、目もとにけんのある女
メース パロのワルツ パロの宮廷医師団の医師　若いが名医の名があがりつつある　スカールを診察した　
メッサリナ 黒曜宮の陰謀 【クムの娼婦メッサリナと並びうたわれる、中原一の毒使いの名人】
ヤヴァン パロのワルツ 伶人　「ヤヴァン、こっちへきて下さい、笛をあわせて頂こう。それに、マイス、和弦を」
ヤン・スー・ファン 運命の一日 このところマライアの所に出入りしているキタイの魔道師　マリウスに催眠術をかけた
ユディウス 黒曜宮の陰謀 ユラニアの軍師　ユディウス伯　『ユディトーのユディウス』　ハゾスを刺した犯人
ユディウス 運命の一日 【ユラニアの密使にして間者ユディトー伯ユディウスなるもの、その使役せし毒使い女ロクスタ、両名ともすでに真理の塔で糾明され、】　
ユディウス 風のゆくえ 大ユディウス　ユディトー伯ユディウスの父　エリア伯と懇意
ユディウス 風のゆくえ ユラニア　ユディトー伯　オル・カン大公の側近にして信頼される軍師
ローリウス、ユノ伯 赤い街道の盗賊 パロ国境警備隊一個大隊をひきいて赤い盗賊の掃討にあたるパロの伯爵
ユノ伯 パロのワルツ 「ユノ伯爵閣下のご案内にて、アルゴス王太子スカール殿下、ご到着でございます。」
ユリア 運命の一日 ユリア・ユーフェミア　「ユラニアのバラといわれたかただったもの。」
黒曜宮の陰謀 オクタヴィアの母　ユラニア大使の娘　アキレウスの子を身ごもったまま謎の一団にさらわれた
運命の一日 イリスの母　ユラニア生まれのアキレウスの寵姫　悪漢になぶり殺しにされた
風のゆくえ ユラニア大使の姫　伯爵令嬢　マライア皇后の手下に拉致された
ユン・リー 風のゆくえ スカールの部下　騎馬の民　「ユン・リー、俺のうしろに同乗して、俺を支えてくれ」
ユン・リー 赤い街道の盗賊 グル・シンの右腕　「ユン・リー、ファン・イン他五十名は、わが旗下隊としてこのスカールとともに来るように」
ユン・リー パロのワルツ 【リー・ファをも、タズトをも隊長ユン・リーも失い。】
ヨブ・サン 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの大典にきた使節　クムの右丞相
ラ・ギアナ 風のゆくえ 「あんまり豊穣の女神みたいな体つきにはへこたれるよ。ラ・ギアナまでいっちまえば、また別の味わいもあるけど」
ラーナ 黒曜宮の陰謀 【兄の生母であるラーナ王女が、夫の愛をうばった女の子であるアル・ディーンを、】
ラーナ パロのワルツ パロ王家の最長老　大公妃　このところ不例を訴えている
ライオス 黒曜宮の陰謀 ケイロニア十二選帝侯　ダナエ侯　シルヴィアの婿侯補
ライオス 運命の一日 ダナエ侯　「この世の他の人間なんか、ディモスもライオスもバルドゥールも、一人のこらず」
ライラ パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
ラウル 赤い街道の盗賊 ケイロニア軍の隊長　グインの部下　「ラウル隊、第一陣形！」
ラサール侯 運命の一日 十二選帝侯　【すらりとした伊達者のラサール侯、精悍なツルミット侯、学者めいたフリルギア侯】
ラサール侯 風のゆくえ ケイロニア十二選帝侯　「──誰だ」「ラサール侯ルカヌス」「お通り下さい。」
ラパン 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　タバス通りで宿屋をいとなむ
ラム 運命の一日 グインを身近でみたことがあるもの　タバス通りの少年
ラン パロのワルツ カラヴィアのラン　「──ラン、ちょっと、たのみがあるのだが、いいかな」
ラン パロのワルツ カラヴィアのラン　カリナエの学生　古代機械の謎を研究している
ランゴバルド候 黒曜宮の陰謀 ケイロニア十二選帝侯　グインに陰謀の証拠となる品をわたした
風のゆくえ ケイロニア十二選帝侯　皇后の裁判の証人　皇后の告発者となった　「そなたと語ることばはない、ランゴバルド侯ハゾス・アンタイオス」
ランズベール侯 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの大貴族
ランズベール侯夫人 パロのワルツ 「明後日」「お母上をご訪問になられ、ネルバ侯、ランズベール侯両夫人と、新作の詩をきく会合を」
リー・アン パロのワルツ スカールの部下　「リー・アンほか十名は、別棟でどうしても伝えられませず」
リー・ファ 風のゆくえ スカールの愛妾　グル・シンの娘　いまのところまったく体の異常を訴えていない
リー・ファ 赤い街道の盗賊 私が先に死ねば、私は幽霊になって戻ってきて、太子さまをまもる。　　──リー・ファの歌
リー・ファ 赤い街道の盗賊 スカールの愛妾　グル・シンの娘　グル族の次の族長
リー・ファ パロのワルツ スカールのいとしんでいた妻　赤い街道の盗賊団の手にかかって殺された
リー・ルン　 パロのワルツ スカールの側近　パロまで付き従った　「私は、リー・ルンでございます」
リーナス 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの大典にきた使節　パロの伯爵
リーナス 黒曜宮の陰謀 ケイロニア宮廷晩餐会の主賓　パロの伯爵
リーナス 運命の一日 パロ使節　若い聖騎士伯　血筋からいえば名門
リーナス パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの若い貴公子　聖騎士伯　数少ない国王の直属の腹心
リギア 風のゆくえ パロの聖騎士　女伯爵　サイロンからの連絡をナリスに伝えた
リギア パロのワルツ あなたは一人で空をかけて、いつか去ってしまうのですか。　　──リギア
リギア パロのワルツ パロの女伯爵　ルナン侯の娘　スカールの寝所に忍びこんだ　
リギア パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきた女伯爵
リゴス 赤い街道の盗賊 斥侯に出ていた盗賊　「パロ軍がくるぞおーっ！」「リゴス！数は！」
リスト 黒曜宮の陰謀 （ユラニア、リスト伯爵の長女ユリア・ユーフェミアなるわれは、死するときまで、生あるかぎり、貴きおん身アキレウス・ケイロニウス陛下をお慕い致し侯。）
リヤ 黒曜宮の陰謀 「それがしはパロ、過年黒竜戦役の折に戦死せし宰相リヤ侯爵の長子、リーナス聖騎士伯と申すものです。」
リヤ 運命の一日 【リーナスは、宰相リヤ大臣の遺児である。きわめて位の高い大貴族の家柄であるから、】
リヤ 風のゆくえ 「なき先王陛下も、リヤ卿の後見によって早朝の引見を行われていたように記憶しております」
リヤ パロのワルツ 「私を拾い、育てて下さったリーナスさまの父上リヤ大臣へのご恩返し。」
リンダ 黒曜宮の陰謀 「わたしだって、うわさにきくモンゴールのアムネリス公女や、パロのリンダ王女のように、中原の華とうたわれるような美女に生まれたかったわ」
リンダ 黒曜宮の陰謀 「リンダ姫はことのほかグインどののお行方を気にかけておられましたし。」
リンダ 風のゆくえ 「ヤーンがそう望めば。俺はつねにこう答えた。イシュトヴァーンにも……おまえのいとこ、パロの王女リンダにも、な」
リンダ 風のゆくえ パロ王レムス一世の双子の姉　十六歳の花のような美人　
リンダ パロのワルツ レムス王の双子の姉　十六歳　クリスタル・パレスに咲いた花のような姫
リンダ パロのワルツ パロの王姉　ナリスにイシュトヴァーンとの約束をうちあけ、相談した
リンダ・アルディア・ジェイナ 風のゆくえ 【パロ王レムス一世の双子の姉、リンダ・アルディア・ジェイナは、かろく、白鳥のようなしぐさで】
リンダ・アルディア・ジェイナ パロのワルツ 「おお、リンダ、リンダ・アルディア・ジェイナ、パロの真珠！」
ルイ　 パロのワルツ ナリスの小姓　「ルイ、私のキタラをもっておいで。」
ルイス　 運命の一日 ゼノンの部下の騎士　エリア伯爵を三曜宮の紅の間に案内した
ルース パロのワルツ ナリスの部下　「──では、今宵のお食事を共に──ルース、予定は」
ルエナ パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロのデビ
ルカヌス 風のゆくえ ケイロニア選帝侯　「さもなくば、ルカヌスか、カルトゥスをやる。アウルスが出るまでのことはなかろう」
ルナン パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの聖騎士侯
ルロイ 黒曜宮の陰謀 ケイロニアの大典にきた使節　ユラニアの男爵
ルロイ 運命の一日 ケイロニアの大典に出席したユラニア使節団　「いったん、ルロイ男爵とは別に軟禁し、」
ルロイ 風のゆくえ ユラニア使節団の代表者　若い男爵
ルロイ 赤い街道の盗賊 ユラニア使節団の正使　サイロンに幽閉されている　「──ルロイ男爵の母は、クム大公の姪だ」
レナ 運命の一日 シルヴィアの侍女　「いやよ、とんでもない！　レナのことを忘れたの？」
レムス 運命の一日 「レムスは心配だ。俺はずっと、彼のもっている、あの妙にかたくなで気位のたかいところが気にかかっていた。」
レムス 赤い街道の盗賊 「ご縁戚、パロ王レムス陛下、クリスタル公殿下をお頼りになり、」
レムス パロのワルツ 「私は知っている。レムスは中原征服の野望にとりつかれているのだ。」
レムス一世 黒曜宮の陰謀 「またはアグラーヤとの婚約に支障をきたしたとしてパロ王レムス一世を考えても」
レムス一世 黒曜宮の陰謀 「このたびのご大礼にはパロ使節の大役を新王レムス一世陛下よりおおせつかり、」
レムス一世 運命の一日 パロの新王　「新王レムス一世は、必ずしもすべてを摂政公まかせにする正確ではないと思う。」
レムス一世 風のゆくえ パロ王　リンダの双子の弟　十六歳の若さで中源一の歴史を誇るこの王国に君臨する少年王
レムス一世 赤い街道の盗賊 パロ国王　クリスタルでスカールを待っている
レムス一世 パロのワルツ 現パロ国王　十六歳　ひどくやせた神経質そうな若者　ことのほか激しやすい性分
ローザス 赤い街道の盗賊 ケイロニア軍の隊長　グインの部下　「ローザス隊、あつまれ！ローザス隊、ここへ！」
ローザン 赤い街道の盗賊 モンゴールの武将　「マルクス、ローザン、アルヴィウス、すべて首を切られました。」
ローデス侯 運命の一日 十二選帝侯　【威厳あふれるアンティーヌ侯、太陽神のようなワルスタット侯、温和なアトキア侯、小姓に手をとられたローデス侯、】
ローランド伯 パロのワルツ スカールの歓迎の宴にあつまってきたパロの大貴族　ちょうど上京中だった
ローリウス 赤い街道の盗賊 パロ国境警備隊をあずかるユノ伯爵　スカールを救出した
ロカンドラス 風のゆくえ 世界に名高い三賢者の一　スカールにノスフェラスの秘密を見せた
赤い街道の盗賊 【賢者ロカンドラスにつれられて、常人のうかがい知ることのできぬ、謎めいたグル＝ヌーを訪れた記憶が、】
パロのワルツ 「こなたは何を知った？　ロカンドラスは何処にいる？　何故、太子を彼はグル・ヌーへいざなった？」
ロクスタ 黒曜宮の陰謀 中原一の毒つかいの名人　台所女のミンナに化けている　女のすがたをした毒蛇
ロクスタ 運命の一日 【ユラニアの密使にして間者ユディトー伯ユディウスなるもの、その使役せし毒使い女ロクスタ、両名ともすでに真理の塔で糾明され、】　
ロトー 風のゆくえ セムの大族長　生還したスカールを手あつくもてなした
ロトー パロのワルツ 「ロトーの孫娘が、パロの真珠とともにいってしまった！　シバが、そう云っていたではないか！」
ロベルト 運命の一日 ローデス侯　盲目の≪黒いロベルト≫　黒づくめ
ロルカ パロのワルツ レムス一世の側近の魔道士　「私の側近にて、魔道師ヴァレリウス、及び魔道士ロルカでございます。」
ロン・ファン 赤い街道の盗賊 スカールの近習　若く身が軽い　スカールの輿の馬を御した
ロンザニア候 運命の一日 十二選帝侯　【目もと鋭いベルデランド侯、浅黒いロンザニア侯、小柄なサルデス侯、】
ワルスタット候 運命の一日 ケイロニア十二選帝侯　別邸のはなれにマリウスをかくまっている
運命の一日 十二選帝侯　【威厳あふれるアンティーヌ侯、太陽神のようなワルスタット侯、温和なアトキア侯、小姓に手をとられたローデス侯、】
風のゆくえ ケイロニア十二選帝侯　【入って来たのは、ハゾスの親友のワルスタット侯ディモスであった。】