THE CRYPT OF THE CRIMSON CRANE
第一話 奇妙な一夜 第二話 ローラ 第三話 大公の恋 第四話 フロリー受難 |
マーロールはグインに地下水路を案内する。
部屋に残されていたフロリーは、柵の隙間から紅鶴城の夜の庭園へ出る。その庭園でフロリーはクム大公タリクと出会う。タリクはタイス伯爵の娘に迫られ、逃げ出してきたのであった。タリクはおとなしげなフロリーの様子に好意を持つ。
水神祭りの前々日、フロリーは突然タリクの居室に呼び出される。そこでタリクはフロリーに対し、ともにルーアンへ来て自分に仕えて欲しいと云う。フロリーにせまるタリクであったが、そこへタイス伯爵の娘アン・シア・リンがあらわれ騒動になる。さらにタイス伯タイ・ソンまでも現れ、タリクに自分の娘を娶るように求める。追い詰められたタリクはフロリーと結婚するつもりであると口走ってしまう。
タイス伯爵によって拷問部屋に閉じ込められたフロリーの前に≪幽霊≫を名乗る白ずくめの男が現れる。
表紙はフロリー。口絵は…なんというか…すごいです。丹野さんがユラニアの三姉妹を描いていたらどんな風になっていたのでしょう。
今回の主役はフロリーです。初登場した時にはまさかフロリーメインの一冊が出るとは想像も出来ませんでした。しかしこれが現実です(笑)表紙も、第 一章から第四章までのメインもすべてフロリーです。まあ、フロリーの態度は相変わらずなのであまり主役という感じではありませんが…出番だけなら完全な主 役です。
今回の名台詞
「お前こそは、きっすいのタイス生まれタイス育ちのタイスっ子よりももっと、タイスっ子だよ。
2010年9月23日 (木)