NODUS AT NOSPHERUS
| ＜混沌の時代＞ 第一話 白き死の谷 第二話 セム族集結 第三話 カル・モルの秘密 第四話 ノスフェラスの戦い（一） |
計略によりイドの谷間を越えたグイン一行はセムの村に入る。モンゴール軍を撃退するにはセム族すべての団結が必要であることを訴えるグインにセム族達が動き出す。一方、モンゴール軍ではノスフェラス侵攻の真の目的が明らかにされていた。ノスフェラスの奥地から生還した魔道士カル＝モルが目撃したグル・ヌーの秘密を得ることがその目的であったのだ。ついにセム族とモンゴール軍の間に戦端が開かれる、セム族はグインの統率の元、緒戦に勝利しモンゴール軍を苦しめる。モンゴール軍はイドを使ったセムの攻撃にリカード小伯爵を失うが、圧倒的な兵力を背景にノスフェラスの奥へと進軍していく。
私が初めて読んだのがこの巻でした。
高校二年生の夏休みの講習のとき、友人が持ってきていたのを借りて読んだのを今でも覚えています。プロローグの「混沌の時代」にすごくショックを受け、ラストのイドに飲み込まれるモンゴール軍のシーンはいまでももっとも印象深いシーンの一つです。(2010年1月25日)